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フェルミ推定を仕事に生かす!役立つのは就活だけではないSEO対策市場規模の話

2015/03/07 2018/03/16

フェルミ推定という言葉を聞いたことがありますか?
Googleやマイクロソフトの入社試験で出る質問で有名です。

よくある例として「日本に電柱は何本あるか?」「東京にマンホールは何個あるか?」などの質問があります。

そんなのわかるか!と思った方も知ってるよと思った方も「フェルミ推定とは」から「フェルミ推定を仕事で使う場面」までを解説いたしますので参考にしてください。

フェルミ推定を仕事に生かす!役立つのは就活だけではないSEO対策市場規模の話

フェルミ推定とは

フェルミ推定とは、wikipediaによると

フェルミ推定(フェルミすいてい、英: Fermi estimate)とは、実際に調査するのが難しいようなとらえどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算することを指す。

とあります。

簡単に言うと「ある数値を根拠があるもっともらしい仮説で推測する」ことです。

フェルミ推定を使って数値を推測するときは、その数値が正しいかどうかは、実際にはわからないことが多いです。

なので私の中では、「根拠がある大体の目安の数値」を出すものだと思っております。

フェルミ推定という言葉は、地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」という本で紹介されたことで有名になりました。

フェルミ推定の考え方

フェルミ推定で数値を推測する考え方は次のような流れで考えていきます。

1、結論の数値を出すために必要な要素を考える
2、必要な要素の数値を調べる
3、論理的に必要な要素を使い結論の数値を出す

1、結論の数値を出すために必要な要素を考える

ここで重要なのは、1の「結論の数値を出すために必要な要素」をどのように考えるかということです。

仕事で使う場面に限って言えば、フェルミ推定とは、「結論の数値を出すために必要な要素」をどこから持ってくるかと言っても過言ではありません。

では、具体的に「日本に電柱は何本あるか?」を例に考えてみましょう。

まず、1の結論の数値「電柱の数」を出すために必要な要素が何かを検討します。

日本の面積と単位面積当たりの電柱の数がわかれば、掛け算することで電柱の本数がでます。

必要な要素は、「日本の面積」と「単位面積当たりの電柱の数」です。

しかしここで考えなければいけないのは、「単位面積当たりの電柱の数」は、市街地と山間部では、大きく違うことです。
よって、単位面積当たりの電柱の数は、「市街地の単位面積当たりの電柱の数」と「山間部(市街地以外)の単位面積当たりの電柱の数」に分けて考える必要があります。

2、必要な要素の数値を調べる

そして2の必要な要素の数を調べます。

就活などでは、その場で答えないといけないので、記憶している必要がありますが、ここでの数値は、調べてわかる数値ですので、実際に仕事でフェルミ推定を活用する場合は、Google先生で調べたり、人に聞いたりして把握してください。

会社員が、日本の面積などを覚えようとしても、全く仕事に役に立ちません。調べてわかることは調べましょう。

実際に調べると「日本の面積」は、約38万平方kmで約3割が市街地で約7割が山間部です。「市街地の単位面積当たりの電柱の数」は、50m四方に1本、「山間部(市街地以外)の単位面積当たりの電柱の数」200m四方に1本くらいだとわかります。

3、論理的に必要な要素を使い結論の数値を出す

最後に上の要素を使って論理的に「日本の電柱の本数」を出します。

「日本の面積」×0.3÷「市街地の単位面積当たりの電柱の数」+「日本の面積」×0.7÷「山間部(市街地以外)の単位面積当たりの電柱の数」=約3000万本 となります。

ただし、日本の電柱の数は、各電力会社と東西NTTから発表されており、謎のNPO法人 電線のない街づくり支援ネットワークによると33,370,147本(2014年10月時点の集計)らしいです。

フェルミ推定が役立つ新規事業立ち上げ時の市場規模予想

実際にフェルミ推定が役立つのは、新規事業の立ち上げの時の市場規模を調査するときでしょう。

検索してすぐわかればいいのですが、新しい商品の場合は、なかなか市場規模のデータがない場合が多く、他の数値をもとにフェルミ推定で仮定することが多くあります。

新規事業の立ち上げの時は、市場規模は重要な要素ですので、数値が出ていなければ、フェルミ推定で仮説を立てて進めていくことが重要になります。

実際にフェルミ推定を使ったSEOの市場規模

実際に当社でSEO対策の市場規模を出した時もフェルミ推定を使って、算出しております。

弊社が算出したSEO対策の市場とは、当社が販売できるWEBサイトを持つ顧客の数を出しております。

SEO対策の市場全体の広告金額などは、他のSEO会社が発表しておりますが、「SEOの市場規模は200億」とか言われても、当社の戦略策定時には全く役に立たない数値でしたので、必要な数値として当社がSEO商品を販売できるWEBサイトを持つ顧客の数を導き出すこととにしました。

「当社がSEO商品を販売できるWEBサイトを持つ顧客の数」を導き出すために、フェルミ推定の考え方通りに進めました。

まず、「当社がSEO商品を販売できるWEBサイトを持つ顧客の数」を出すために必要な要素とは何かを以下のように考えました。

SEO対策をやる人は、セキュリティーに気を配る必要がある。例えばECサイトをやる場合は、クレジット決済をする場合にかならずサーバー証明書が必要なはずだと。

当社が出した当時は、サーバー証明書の発行部数が約12万部だったので、「当社がSEO商品を販売できるWEBサイトを持つ顧客の数」は、12万と仮定しました。

フェルミ推定を使わない方がいい場合もある

フェルミ推定が有名になり、もてはやされ気味になっていますが、実際には、フェルミ推定に頼ることなく、調査によって、わかることの方が多いです。

前出の「日本に電柱が何本あるか?」という質問は、各電力会社と東西NTTから発表されています。
よって正確な数字かわかるのです。

正確な数字がわかるものは、それを調査で把握する方がよっぽど正確に物事を進められますので、なんでもフェルミ推定で求めるというのは、実際の業務では意味がありません。

しかし自分の論理的思考を鍛えるという意味では、普段のちょっとしたことをフェルミ推定で求めてみるのも面白いと思います。

まとめ

実際に私も面接のときに「近くのコンビニの1日の売り上げを知る方法は?」という質問をしております。

なんでもいいので、答えるといいと思うのですが、「わかりません」という人がほとんどです。

フェルミ推定という言葉は知らないくても、人間は、いろいろなことでフェルミ推定を必ずしています。

しかしそれをアウトプットできる人とできない人がいるということです。

フェルミ推定の質問に答えられないからといって、仕事ができないというわけでは、もちろんありませんが、ちょっとしたとき役に立つ思考法だと思いますので、皆さんも練習してみてはいかがでしょうか?

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