【Googleアップデート】2020年10月のアップデート
2020年10月のGoogleアップデートは、主にインデックスシステムの問題が絡んでました。
もう少し言うと、2020年10月は、モバイルインデックス作成と正規化の過程で生じた問題(インデックスシステムの問題)が、Google検索に大きく影響しました。
そのため、namazで通常よりも大きな順位変動が断続的に観測された形となります。
また、インデックスシステム問題によるノイズがあるため、通常のGoogleアップデートによる影響度合いを測ることは、いつもより困難といえます。
この点踏まえて、今回は、2020年10月のGoogleアップデートについて中心に、初心者にもわかりやすくポイントをまとめて解説したいと思います。

2020年10月のGoogleアップデートは、主にインデックスシステムの問題
2020年10月のGoogleアップデートは、主にインデックスシステムの問題が絡んでます。
この問題について、Google公式にTwitterでつぶやいてます。
The mobile-indexing issue impacted roughly about 0.2% of our index, beginning in early September but really spiking from around the middle of this week through late yesterday. We’ve since restored about 1/4 of those URLs & keep reprocessing more.
— Google SearchLiaison (@searchliaison) October 3, 2020
翻訳: モバイルインデックスの問題は、9月上旬に始まり、インデックスの約0.2%に影響を与えましたが、今週の半ば頃から昨日遅くまで急上昇しました。それ以来、これらのURLの約1/4を復元し、さらに再処理を続けています。
The issue with canonicals impacted roughly about 0.02% of our index, beginning around Sept. 20 until late yesterday around 4:30pm PT. We’ve since restored about 10% of those URLs and keep reprocessing more.
— Google SearchLiaison (@searchliaison) October 3, 2020
翻訳: カノニカルの問題は、9月20日頃から昨日の午後4時30分頃まで、インデックスの約0.02%に影響を与えました。それ以来、これらのURLの約10%を復元し、さらに再処理を続けています。
Final update: the canonical issue was effectively resolved last Wednesday, with about 99% of the URLs restored. We expect the remaining edge cases will be restored within a week or two.
— Google SearchLiaison (@searchliaison) October 19, 2020
翻訳: 最終更新:正規の問題は先週の水曜日に効果的に解決され、URLの約99%が復元されました。残りのエッジケースは1〜2週間以内に復元されると予想しています。
このように、2020年9月上旬から発生したインデックスシステムの問題により、Google検索に大きな影響が生じました。
この問題の根本の原因は、モバイルインデックスと正規化の過程におけるものでした。
最終的には、モバイルインデックスの問題が先に解決されたのち、正規化の問題が解決されました。
結果的に、2020年10月20日付近に、インデックスシステムの問題がほぼ解消された形となります。
ちなみに、この問題が発生してる間は、良質なサイトが突如インデックス削除されたり、ドメインパワーが強いサイトだけが上位化するなどして、連日検索順位が大きく変動しました。
そのため、SEO界隈では、コアアップデートなどのメジャーなGoogleアップデートが発生したと騒ぎになりました。
ツールの順位変動状況
海外含めたツールの一部で、2020年10月に通常より大きな順位変動(赤線以上の値)を記録した日が多く確認できます。

※出典:MozCast

※出典:SERPmetrics

※出典:SEMrush
キーワードジャンル別の順位変動幅状況
今回のアップデートによって、「暮らし・結婚・恋愛」を筆頭に通常時よりも順位変動幅が大きくなってます。
また、「健康と医学」「財務、金融、法律」のYMYL系の変動も目立ちます。
こうした状況から、通常よりも全体的に順位変動幅が増大してる状況です。
今回のアップデート前後の平均順位変動幅(ジャンル別)
ジャンル | アプデ前 9/12~14 | アプデ後 10/1~3 | 差異 |
---|---|---|---|
企業間取引(BtoB) | 7.7位 | 9.8位 | +2.1 |
健康と医学 | 11.3位 | 13.1位 | +1.8 |
就職、転職 | 25.2位 | 26.3位 | +1.1 |
旅行、観光 | 7.7位 | 8.6位 | +0.9 |
美容、ファッション | 14.9位 | 16.9位 | +2.0 |
IT総合 | 12.6位 | 13.4位 | +0.8 |
食品・グルメ | 9.8位 | 9.4位 | -0.4 |
住宅、引越し | 18.5位 | 20.3位 | +1.8 |
暮らし・結婚・恋愛 | 15.0位 | 17.4位 | +2.4 |
日用品・家財 | 10.4位 | 12.1位 | +1.7 |
財務、金融、法律 | 5.8位 | 6.8位 | +1.0 |
全体 | 12.5位 | 13.8位 | +1.3 |
上位表示させるための基本的対策をご紹介しています。
検索への影響
2020年10月のGoogleアップデートによって、日本や海外の検索に少なからず影響が及んでます。
国内サイト
2020年10月のGoogleアップデートによって、当社が管理するキーワードや当ブログ「SEOラボ」といった国内サイトの検索パフォーマンスに少なからず影響が及んでます。
キーワード順位
2020年10月のGoogleアップデートにより、一部キーワードの検索順位に影響が出ています。
【キーワードA】キーワードボリューム:1000~1万 キーワードジャンル:IT キーワード語数:複合ワード 15位から30位に下落!
一時15位にランクインしてたが、徐々に30位まで順位下落。その後、少し回復傾向。

【キーワードB】キーワードボリューム:1000~1万 キーワードジャンル:IT キーワード語数:単ワード 9位から25位に下落。
当初9位だったが、25位まで急下落。その後、14位付近まで回復して少し下落を繰り替えすが、最近は回復傾向。

【キーワードC】キーワードボリューム:1000~1万 キーワードジャンル:IT キーワード語数:単ワード 1位から8位に下落。
当初1位をキープしてたが、2020年9月下旬から6位に急落したり1位に戻るを繰り返す。その後も同じ状況が続いてる。

当ブログ「SEOラボ」
当ブログ「SEOラボ」のインデックス状況や検索順位、検索トラフィックへの影響について紹介します。
インデックス状況
当ブログ「SEOラボ」の管理するページがインデックス削除されました。
2020/10/1付近のアプデで、SEOラボの1Pがインデックス削除
— SEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) October 1, 2020
その1PをSCのURL検査で再インデックスして復活(6位→圏外→7位)
つまり、今回のアプデで他サイトもインデックス削除されてる可能性があるということ
最近この事象が頻発してるので注視しましょう#Googleアップデート #Google変動 #SEO pic.twitter.com/UGRUa4Sk14
検索順位と検索トラフィック
当ブログ「SEOラボ」のキーワード順位をサーチコンソールの検索パフォーマンス「掲載順位」から見てみると、アップデート前(2020年9月13日)は「9.5位」に対して、アップデート後(2020年10月4日)は「10.8位」です。
なので、掲載順位が下落してます。

掲載順位の下落が絡み、検索でのクリック数が減少してます。(アップデート前[2020年9月13日]は「6418」に対して、アップデート後[2020年10月4日]は「5041」までクリック数が下落)

また、インデックスシステムの問題がほぼ解決されたのに、2020年10月20日付近以降もSEOラボの検索パフォーマンスが回復しません。
つまり、インデックスシステムの問題と同時に通常のGoogleアップデートも実施され、そのGoogleアップデートによる悪影響を受けてる可能性があると考えられます。
これは、SEOラボのみならず、他のサイトにおいても言えることです。
例えば、2020年9月から検索パフォーマンスが下がって、2020年11月になってもその低調が続いて回復に至ってないとします。
この場合は、今回のアップデートによって、自身の管理サイトがGoogleから低評価を受けた可能性があります。
なので、新たにSEO対策を練って実施する必要があるというわけです。
海外サイト
また、2020年10月のGoogleアップデートによる検索への影響が、海外サイトでも複数報告されてます。
2020/10/1付近のアプデで、インデックス削除の苦情が急増
— SEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) October 1, 2020
・4年以上トップのメインページが、インデックスから消えてる
・1ページ目にランク付けされてたサイトが、Google検索結果から突然消えた
・月曜日以降トラフィックが大幅減少#Googleアップデート #Google変動 #SEOhttps://t.co/qevHiwKEjN
2020/10/28付近のGアプデによる検索への影響が複数報告されてる
— SEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) November 2, 2020
・ここ数日、トラフィックとコンバージョンの両方が大幅減少
・ノルウェーでは、カジノのKWと上位のスパムのアフィリエイトサイトに大きな変化あり
・Googleは60%増加#Googleアップデート #Google変動 #SEOhttps://t.co/9V5JFRbKQA
Googleアップデートで順位下落したときの対策方法
先述したように、SEOラボは、今回のアップデートで悪影響を受けた可能性が高いです。
具体的には、SEOラボが管理する複数のキーワードの検索順位が下落してます。
つまり、SEOラボのサイト自体の質が低下してる傾向なので、その傾向に合わせた対策が必要となります。
対策内容については、無料のSEOレポート(Googleアップデートでサイト全体の順位が下落したときの対策方法)にまとめました。

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⇒ Googleアップデートでサイト全体の順位が下落したときの対策方法
Googleアップデートの影響を活かして、SEO対策しよう
2020年10月のGoogleアップデートは、2つの問題が関係してます。
- モバイルインデックスの問題
- 正規化の問題
これらの問題によって、Google検索で大きな順位変動が発生しました。
- 大変動後の数日間は静止して、変動に関する情報を収集する
- サイトの全体での影響を把握する(順位がついているページ、キーワード、タイトルを一覧にすると便利)
これらをまず行って、状況を把握することから始めましょう。
そして、
ちなみに、2020年11月は、インデックスシステムの問題が解消されてます。
なので、主に通常のGoogleアップデートによる順位変動が起きてる状況といえます。
もし、Googleアップデートで検索順位や検索トラフィックが下がったり、回復に至ってない、SEO対策する時間がない等の悩みがある場合は、 弊社でサイトの欠点を調査して、上昇に必要な対策をご案内します(無料)
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