Googleのインデックス削除とは？申請方法や原因など徹底解説！

Googleのインデックス削除とは、Google検索エンジンの検索結果からWebサイト(Webページ)を消すことです。
このGoogleのインデックス削除は、Googleが一方的に行ったり、Googleに自ら行うこと(サーチコンソール[旧：ウェブマスターツール]のURL削除ツールで申請依頼するなど)による2パターンがあります。
これらのいずれのパターンも、SEOへの影響が懸念されます。

自ら不用意にインデックス削除をしてサイトの品質が下がれば、Googleに評価されづらくなります。
また、スパムポリシーに違反して手動ペナルティを受ければ、Googleからインデックス削除されます。
結果、検索順位が上がりづらいでしょう。

こうした良くない状況を回避する為に、Googleのインデックス削除の基礎を理解して、適切にSEO対策しましょう。

この点踏まえて今回は、Googleのインデックス削除の意味や申請方法、原因など中心に、初心者にもわかりやすくポイントをまとめて解説したいと思います。

Googleのインデックス削除とは？

Googleのインデックス削除とは、Google検索エンジンの検索結果からWebサイト(Webページ)を消すことです。
このGoogleのインデックス削除は、Googleが一方的に行ったり、Googleに自らサーチコンソール(旧：ウェブマスターツール )のURL削除ツールで申請依頼することによる2パターンがあります。

例えば、サーチコンソール(Google Search Console)の手動による対策(手動ペナルティ)に通知が届いたとします。
この場合、Googleのスパムに関するポリシーに違反してるので、自身のWebサイトの検索順位が下落したり、最悪自身のWebサイトがGoogleの検索結果から削除されます。
このWebサイトがGoogleの検索結果から削除されることが、Googleのインデックス削除というわけです。

Googleからインデックス削除された原因

Googleからインデックス削除された原因がいくつかあります。

• ペナルティを受けたから
• サーバー上からファイルやページを削除したから
• noindexディレクティブを指定したから
• サーチコンソールのURL削除ツールで一時的な削除をリクエストしたから
• パスワードでファイルやページを保護したから
• robots.txtでクローラーによるアクセスをブロックしたから

ペナルティを受けたから

Googleからインデックス削除された原因は、ペナルティを受けたからです。

例えば、サーチコンソールの「手動による対策」に通知が届いたとします。
つまり、ペナルティ(手動ペナルティ)を受けます。
ペナルティを受ければ、該当のWebサイトの検索順位が下落したり、該当のWebサイトがGoogle検索結果から除外されます。

このように、ペナルティを受けたので、Googleからインデックス削除されたというわけです。

サーバー上からファイルやページを削除したから

Googleからインデックス削除された原因は、サーバー上からファイルやページを削除したからです。

自身のWebサイトが格納されたフォルダーがFTPサーバー上にあります。
このFTPサーバーにアクセスして、自身のWebサイトが格納されたフォルダーを削除します。
つまり、サーバー上からファイルやページを削除します。
サーバー上から削除したWebサイトは、クライアントがサーバに接続できたものの、クライアントの要求に該当するもの (ウェブページ等) をサーバが見つけられないので「404エラー」となります。
結果、Google検索結果から除外されます。

このように、サーバー上からファイルやページを削除したので、Googleからインデックス削除されたというわけです。

noindexディレクティブを指定したから

Googleからインデックス削除された原因は、noindexディレクティブを指定したからです。

例えば、HTMLにheadタグ内にnoindexメタタグを追記します。

つまり、noindexディレクティブを指定します。
noindexディレクティブを指定したWebページは、Googleなどの検索エンジンにインデックス登録されません。
結果、Google検索結果から除外されます。

このように、noindexディレクティブを指定したので、Googleからインデックス削除されたというわけです。

サーチコンソールのURL削除ツールで一時的な削除をリクエストしたから

Googleからインデックス削除された原因は、サーチコンソールのURL削除ツールで一時的な削除をリクエスト(申請)したからです。

例えば、サーチコンソールにログイン後、メニューからインデック作成の「削除」をクリックして、「一時的な削除」タブで「新しいリクエスト」ボタンをクリックします。
そして、「URLを一時的に削除する」タブでURLを入力します。 次に、1つのURLを削除申請する場合は、「このURLのみを削除」を選択し「次へ」ボタンをクリックします。
サイト全体やディレクトリ全体、パラメータ違いのURLも含めて削除申請する場合は、「このプレフィックスで始まるURLをすべて削除」を選択し「次へ」ボタンをクリックします。
つまり、サーチコンソールのURL削除ツールで一時的な削除をリクエストします。
一時的な削除をリクエストしたURL(Webページやサイト、ディレクトリなど)は、 Google検索結果から約6か月間ブロックされます。
結果、短期的にGoogle検索結果から除外されます。

このように、サーチコンソールのURL削除ツールで一時的な削除をリクエストしたので、Googleからインデックス削除されたというわけです。

パスワードでファイルやページを保護したから

Googleからインデックス削除された原因は、パスワードでファイルやページを保護したからです。

例えば、本番公開直前のWebページにBasic認証を設定します。
つまり、パスワードでファイルやページを保護します。
保護したWebページはアクセス制限されるので、パスワードを知るユーザーだけが閲覧でき、かつクローラーはアクセスできません。
クローラーがアクセスできないWebページは、コンテンツ内容が読み取れないのでインデックス登録できません。
結果、Google検索結果から除外されます。

このように、パスワードでファイルやページを保護したので、Googleからインデックス削除されたというわけです。

robots.txtでクローラーによるアクセスをブロックしたから

Googleからインデックス削除された原因は、robots.txtでクローラーによるアクセスをブロックしたからです。

例えば、robots.txtに「User-Agent」の記述と共に、「Disallow」を使って記述します。

この記述は、Googleを含めたすべてのクローラーがサイト全体のクロールを拒否する内容です。
つまり、robots.txtでクローラーによるアクセスをブロックします。
クローラーがアクセスできないWebサイトは、コンテンツ内容が読み取れないのでインデックス登録できません。
結果、Google検索結果から除外されます。

このように、robots.txtでクローラーによるアクセスをブロックしたので、Googleからインデックス削除されたというわけです。

Googleにインデックス削除を申請する方法

Googleにインデックス削除を申請する方法がいくつかあります。

• サーチコンソールの「URL削除ツール」を使う
• noindexディレクティブを指定する
• クローラーによるアクセスをブロックする
• ページを削除する
• 法的な理由でコンテンツを報告する
• サーチコンソールの「古いコンテンツの更新ツール」を使う

サーチコンソールの「URL削除ツール」を使う

Googleにインデックス削除を申請するには、サーチコンソールの「URL削除ツール」を使います。

例えば、サーチコンソールにログイン後、メニューからインデック作成の「削除」をクリックして、「一時的な削除」タブで「新しいリクエスト」ボタンをクリックします。
そして「URLを一時的に削除する」タブでURLを入力して、「このURLのみを削除」を選択し「次へ」ボタンをクリックします。
つまり、サーチコンソールの「URL削除ツール」を使います。
そうすれば、サーチコンソールの「URL削除ツール」で入力したURL(Webページ)が、Google検索結果から約6か月間ブロックされます。
結果、短期的にGoogle検索結果から除外されるでしょう。

このように、サーチコンソールの「URL削除ツール」を使うことが、Googleにインデックス削除を申請する方法です。

noindexディレクティブを指定する

Googleにインデックス削除を申請するには、noindexディレクティブを指定します。

例えば、HTMLにheadタグ内にnoindexメタタグを追記します。

また、PDF、動画ファイル、画像ファイルなどのHTML以外のファイルなら、X-Robots-Tagを活用してnoindexを記述したhtaccessファイルをサーバーにアップロードします。

つまり、noindexディレクティブを指定します。
noindexディレクティブを指定したファイル(Webページ)がクローラーに認識されれば、Googleなどの検索結果から除外されるでしょう。

このように、noindexディレクティブを指定することが、Googleにインデックス削除を申請する方法です。

クローラーによるアクセスをブロックする

Googleにインデックス削除を申請するには、クローラーによるアクセスをブロックします。

例えば、Basic認証を設定してクローラーがアクセスできない状態にしたり、「User-Agent」と共に「Disallow」を記述したrobots.txtをサーバーにアップロードしてクロール拒否をします。
つまり、クローラーによるアクセスをブロックします。
クローラーがアクセスできないWebページは、コンテンツ内容が読み取れないのでインデックス登録できません。
結果、Googleなどの検索結果から除外されるでしょう。

このように、クローラーによるアクセスをブロックすることが、Googleにインデックス削除を申請する方法です。

ページを削除する

Googleにインデックス削除を申請するには、ページを削除します。

例えば、自身が管理するWebサイトなら、自身で該当のWebページをサーバー上から削除します。
また、自身以外の人が管理するWebサイトなら、そのサイトの問い合わせフォームなどから連絡を取って依頼し、情報(該当のWebページ)を削除してもらいます。もし、連絡先が明記されてなければ、そのサイトをホスティングしているサービス事業者に連絡を取って依頼し、情報(該当のWebページ)を削除してもらいます。
つまり、ページを削除します。
削除したWebページは、クライアントがサーバに接続できたものの、クライアントの要求に該当するもの (ウェブページ等) をサーバが見つけられないので「404エラー」となります。
結果、404エラーがクローラーに認識されれば、Google検索結果から除外されるでしょう。

このように、ページを削除することが、Googleにインデックス削除を申請する方法です。

法的な理由でコンテンツを報告する

Googleにインデックス削除を申請するには、法的な理由でコンテンツを報告します。

例えば、「法的な理由でコンテンツを報告する」ページにアクセス後、「リクエストを作成」ボタンをクリックします。
そして、表示されるGoogleサービスから「Google検索」を選択して、順次該当の項目を選択して手順を進めます。
そうすれば、適切な案内や対処法が表示されます。
その案内や対処法に沿って対応して承認されれば、Google検索結果から除外されるでしょう。

このように、法的な理由でコンテンツを報告することが、Googleにインデックス削除を申請する方法です。

サーチコンソールの「古いコンテンツの削除ツール」を使う

Googleにインデックス削除を申請するには、サーチコンソールの「古いコンテンツの削除ツール」を使います。

例えば、自分でページを削除したり、サイトオーナーにページ削除してもらっても、依然としてGoogle検索結果に削除したページの情報が表示されてる(キャッシュが残ってる)ことがあります。
この場合、「古いコンテンツの更新ツール」にログイン後、表示される「新しいリクエスト」ボタンをクリックします。
次に、古いコンテンツの削除ツールを使用する主な理由は何ですか？」で表示される「変更したウェブページに関する Google の古い検索結果を更新するため」の答えを選択して「次へ」ボタンをクリックします。
最後に、該当のWebページや画像のURLを入力して「送信」ボタンをクリックします。
送信したリクエストが承認されれば、キャッシュが削除されるのでGoogle検索結果から除外されるでしょう。

このように、サーチコンソールの「古いコンテンツの削除ツール」を使うことが、Googleにインデックス削除を申請する方法です。

Googleのインデックス削除を確認する方法

Googleのインデックス削除を確認する方法がいくつかあります。

• サーチコンソールの「URL検査ツール」を使う
• Googleの検索コマンド「site:(サイトコロン)」を使う

サーチコンソールの「URL検査ツール」を使う

Googleのインデックス削除を確認するには、サーチコンソールの「URL検査ツール」を使います。

例えば、サーチコンソールにログイン後、メニューから「URL検査」をクリックして遷移する検索窓に、インデックス削除されてるかどうか確認したいページのURLを入力します。

入力して「Googleインデックスからデータを取得しています」とアナウンスが出た後、「URLがGoogle に登録されていません」と表示されたとします。

この場合、Googleからインデックス削除されてることがわかります。
一方、「URLはGoogleに登録されています」と表示されれば、Googleにインデックス登録されてる(Googleからインデックス削除されてない)ことがわかります。

このように、サーチコンソールの「URL検査ツール」を使うことが、Googleのインデックス削除を確認する方法です。

Googleの検索コマンド「site:(サイトコロン)」を使う

Googleのインデックス削除を確認するには、Googleの検索コマンド「site:(サイトコロン)」を使います。

例えば、「site:https://seolaboratory.jp/91744/」のように、site:（サイトコロン）のあとにページURLを入力してGogole検索します。
検索結果に、入力したページURLに該当するタイトルリンクとスニペットが表示されれば、インデックス削除されてません。
一方、表示されなければ、インデックス削除されてる可能性があります。

このように、Googleの検索コマンド「site:(サイトコロン)」を使うことが、Googleのインデックス削除を確認する方法です。

Googleのインデックス削除の基礎を理解して、適切にSEO対策しよう

Googleのインデックス削除の基礎を理解して、適切にSEO対策しましょう。

自ら不用意にインデックス削除をしてサイトの品質が下がれば、Googleに評価されづらくなります。
また、スパムポリシーに違反して手動ペナルティを受ければ、Googleからインデックス削除されます。
結果、検索順位が上がりづらいでしょう。

こうした悪い状況を回避する為に、Googleのインデックス削除の基礎を理解して、適切にSEO対策しましょう。