Similarweb(シミラーウェブ)の使い方!無料でわかる競合サイトのデータを活かそう
Similarweb(シミラーウェブ)とは、自分のサイトや競合他社サイトのアクセス状況がお手軽にわかるイスラエル製の無料から使えるアクセス解析ツールのことです。
このツールをうまく活用すれば、SEOに役立ちます。
基本的にはアクセス数などのデータが近似値となるので、正確なデータではありません。ですが、おおよその数値を把握するのに役立つのでSEOツールとして活用できます。
この点踏まえて、今回は、Similarweb(シミラーウェブ)の見方と使い方について中心に、初心者にもわかるようにポイントをまとめて解説したいと思います。
Similarweb(シミラーウェブ)とは?
Similarweb(シミラーウェブ)は、一言で言うと、「URLを入れるだけでそのサイトのアクセス状況がわかるツール」です。
その仕組みは、世界中に数多くのモニターがいて(世界中の約1%のデータのようです)、そのモニターの行動からアクセス数などを推測して、数値を出しています。
ちなみに、日本でも同じくらいの精度で出せるようですが、そもそも推測でアクセス数などを出していますので、データ自体は正確ではありません。
特にアクセス数が少ないWebサイトは、データ数値のかい離が大きいようです。
なので、数値は参考までにして、自分のサイトとの相対的な差で判断するようにした方がいいと思います。
また、競合他社サイトのアクセス状況がわかるのにも関わらず、無料から使える点がSimilarwebのもっとも魅力的な点?span>と言えるでしょう。
公式サイトSimilarWeb – デジタル・マーケット・インテリジェンス&ウェブサイトトラフィック
Similarwebの見方と使い方
まず、Similarwebにアクセスして、上部の検索窓に調査したいサイトのURLを入力することで、そのサイトのアクセス解析結果が表示されます。
結果が表示されると、いくつかの項目ごとにアクセス状況が分かれているので、それらの項目の使い方や見方についてそれぞれ触れていきたいと思います。
Traffic Overview:アクセス概要
SimilarwebのTraffic Overviewは、アクセス概要のことで、サイトの大まかなトラフィック状況を数値と合わせて視覚的にわかりやすく把握することができます。
詳細項目について触れていきますが、「SimilarWeb Rank」とは、集計しているWEBサイトの中でのアクセス数のランキングです。あまり気にしなくていいでしょう。
「Monthly Visits」は、月間アクセス数です。「Select Date Range」のところで期間は切り替えれそうですが、PRO版への誘導ウィンドウが出て、切り替えれません。
このアクセス数の数値は、あまりあてになりません。競合のWebサイトを調査するときは、自社の数値と比べて、相対的に1.3倍くらいだなというくらいの認識をするべきでしょう。
「Engagement」は、アクセス概要みたいな感じでして、アクセス数と同じで参考程度に見てください。
- Estimated Visits=直近1か月のアクセス数
- Time On Site=平均滞在時間
- Page Views=平均ページビュー
- Bounce Rate=直帰率
「Traffic Sources」は、アクセス元のことです。
Google analyticsでいうチャネルで、どのような媒体からアクセスしてきたかがわかります。
また、数値自体はけっこう正確でして、細かい%の数値は当然違いますが、ある程度の割合は、今まで活用した中では、信頼できそうです。
「Traffic to Subdomains」は、調査したドメインの中でサブドメインごとのアクセスの割合です。
サブドメインで複数のサイトを運営してなければ、関係ありません。
Geography:アクセス元地域
SimilarwebのGeographyは、「アクセス元地域」のことで、どこの国から来たかがわかります。
大きい青の文字の「98.09%」という数値は、過去の一番多い地域から来ている割合です。
正直、普通にサイトを運営していると日本がほとんどになります。
グローバルにサイトを運営していなければ、気にしなくていい項目です。
Referring Sites:訪問前、後のサイト
SimilarwebのReferring Sitesは、「訪問前、後のサイト」のことで、訪問前にどこのサイトから来たかと訪問後にどこのサイトに行ったかがわかります。
つまり、他のサイトから来たアクセスの分析結果でして、Google analyticsでいうリファラーです。
大きい緑色の%の「44.75%」は、アクセス数の中でリファラーの割合です。「Top Referring Sites」は、訪問前のサイト、「Top Destination Sites」は、訪問後のサイトです。
この情報は、けっこう正確です。横のバーが表す割合は、微妙ですが、訪問前サイトは、かなりあってると思われます。
Search Traffic:検索のトラフィック
SimilarwebのSearch Trafficは、自然検索からどの程度検索ユーザーがサイトに流入してるか?どんなキーワードで流入してるか?の解析結果です。
Googleが使用を変えてから、Google Analyticsでは、検索キーワードが(not provided)となり、わからなくなりましたが、ここでは、検索キーワードがわかります。
また、競合サイトの状況を調査することで、競合がどんなキーワード流入してるか?もわかります。
「Organic Keywords」の自然検索のキーワードと「Paid Keywords」の有料のAdwordsなどのキーワードがわかります。
このキーワードは、そこそこ正確で、自社サイトで確認しましたが、10個あるキーワードうち、5.6個くらいは、上位のキーワードというくらいの精度です。
競合のキーワードを分析して、自社が足りないキーワードのコンテンツを足してみたり、SEO対策をするキーワードを増やしてみたりなど、いろいろ活用ができると思います。
また、検索エンジン別のシェアがありますが、中小サイトでは、あまり正確ではありません。
Social:ソーシャルのトラフィック
SimilarwebのSocialは、FacebookやTwitterなどのソーシャルからどの程度トラフィックが流入してるか?の解析結果です。
ソーシャルを使ったアクセス対策をしているサイトは、競合のソーシャルメディアの比率がわかるので、便利です。
自社で活用していないソーシャルメディアがないか確認してみましょう。
Display Advertising:有料広告
SimilarwebのDisplay Advertisingは、有料広告などのディスプレイ広告からどの程度流入があるか?の解析結果です。
ちなみに、ディスプレイ広告からの流入のあるなしで表示される結果画面が異なります。
結果がない場合の画面:
結果がある画面:
わかることは、どの広告ネットワークからアクセスが多いかと実際にどのサイトに広告から多くアクセスがあるかです。
競合他社の広告戦略がわかるので、真似してみたり、他の媒体に出したりなど、いろいろ参考にできると思います。
Audience Interests:訪問ユーザーの属性
SimilarwebのAudience Interestsは、訪問ユーザーの属性の解析結果です。
「Categories」は、訪問ユーザーの訪れているサイトのカテゴリです。
カテゴリ分けが、どのようになっているかわかりませので、参考程度ですが、ユーザーの好みがわかるでしょう。
「Also visited websites」は、訪問ユーザーが訪れいている他のサイトです。
例えば、ここのサイトに広告を出せれば、訪問ユーザーへの再度のアピールになりますので、検討する価値があると思います
「Topics」は、訪問ユーザーが訪れている他のサイトの話題になっているフレーズです。
このように、訪問ユーザーの興味関心がわかりますので、自社サイトのコンテンツ作成などで参考にできるでしょう。
Similar Sites:競合のサイト
SimilarwebのSimilar Sitesは、競合サイトを表示してくれます。
自サイトの競合となりうるホームページが表示されれば、それらのサイトのトラフィック状況を確認して、Webマーケティングの参考にするのも一つの手です。
Mobile Apps:スマホアプリ
スマホモバイルアプリの解析が出ます。
アプリを提供するサイトでなければどのような解析結果がでるか、わかりませんが、今後、モバイルトラフィックの方が重要になりますので、アプリの解析は、重要になってくると思います。
まとめ:Similarwebの基礎を把握して、適切に扱おう
Similarweb(シミラーウェブ)は、アクセス解析の結果が出るツールですので、被リンクや内部対策など、SEO対策に直接関係ある数値は出てきません。
しかし競合サイトのアクセスが、お手軽にわかりますので、Webマーケティングの戦略を見直すのにとても重宝します。
自社が気付いていないキーワードや広告などがわかりますので、アクセスが伸び悩んでるサイトは、一度、競合を分析してみてはいかがでしょうか。
SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?
SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?
検索順位が上がらない理由は、SEO対策の質が低いからです。
例えば、ユーザーの検索意図を無視したり、関連性の低いコンテンツを増やす、内部リンクの最適化など疎かにします。
この場合、SEO対策の質が下がります。
そうなれば、ページやサイト自体の品質が上がらないので、Googleに評価されづらくなります。
結果、検索順位が上がらないというわけです。
こうした悪い状況を回避する為に、サイトの欠点を調査して上位化に必要な対策をご案内します(無料)。
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