コンバージョン率(CVR)とは?平均値や改善方法について
コンバージョン率(CVR)を上げ、売り上げ向上目指しながら、Webサイト改善することが大切です。
今回は、コンバージョン率の平均、コンバージョン率の計算方法、コンバージョン率を上げる(アップ)方法中心に解説したいと思います。

コンバージョン率とは?
コンバージョン率とは、主にサイトからの問い合わせ数、申込数の割合のことをさします。
コンバージョン率は、「CVR」「コンバージョンレート」「成約率」「CV率」とも呼ばれます。
コンバージョン率は、サイトのアクセス数や広告クリック数が対象になる場合が多いです。
コンバージョン率の平均・目安
コンバージョン率の平均・目安として、弊社サイトの事例を参考に以下紹介します。
広告パターン | クリック数 | 申込数 | コンバージョン率(%) |
---|---|---|---|
サイトAの広告 | 3176 | 58 | 1.82 |
サイトBの広告 | 1473 | 41 | 2.78 |
サイトCの広告 | 1388 | 18 | 1.29 |
サイトDの広告 | 858 | 15 | 1.74 |
サイトEの広告 | 406 | 10 | 2.46 |
5サイト平均 | 7301 | 142 | 2.01 |
各広告パターンの計算式
- サイトAの広告: 58(申込数) / 3176(広告クリック数) * 100 = 1.82%(コンバージョン率)
- サイトBの広告: 41(申込数) / 1473(広告クリック数) * 100 = 2.78%(コンバージョン率)
- サイトCの広告: 18(申込数) / 1388(広告クリック数) * 100 = 1.29%(コンバージョン率)
- サイトDの広告: 15(申込数) / 858(広告クリック数) * 100 = 1.74%(コンバージョン率)
- サイトEの広告: 10(申込数) / 406(広告クリック数) * 100 = 2.46%(コンバージョン率)
- 5サイト平均 {1.82%(サイトA) + 2.78%(サイトB) + 1.29%(サイトC) + 1.74%(サイトD) + 2.46%(サイトE)} / 5 = 2.01%
上記より、2.01%がコンバージョン率の平均・目安の一つと言えそうです。
コンバージョン率の計算方法
コンバージョン率の計算方法は以下のようになります。
コンバージョン率(%) = コンバージョン数 / アクセス数 or クリック数 * 100
上記計算式を例に、以下数値を当てはめてみます。
- サイトのアクセス数が10000セッション、申込数が20の場合: 20(コンバージョン数) / 10000(アクセス数) * 100 = 0.2%(コンバージョン率)
- 広告のクリック数が400クリック、申込数が10の場合: 10(コンバージョン数) / 400(クリック数) * 100 = 2.5%(コンバージョン率)
コンバージョン率を上げる(アップ)方法
コンバージョン率を上げる(アップする)には、以下のような方法があります。
- 広告とランディングページの整合性を高める 「広告の文言(バナーや検索結果のタイトル・ディスクリプション)」と「リンク先(ランディングページ)の文言」を統一させ、ユーザーが望むコンテンツを提供しながら、コンバージョン率を上げる(アップする)方法
- 信頼コンテンツを置く 実績や会社概要などのコンテンツを設置し、ユーザーの信頼度を高めながら、コンバージョン率を上げる(アップする)方法
- ストーリー性を持たせる 「ターゲットに合わせたタイトル⇒簡潔な概要・答え⇒実例・事例⇒対策内容(やったこと)⇒結論(言えること)⇒背中を押す一言⇒フォーム⇒信頼コンテンツ」のようなストーリー性を持ったコンテンツで、ユーザーを納得させながら、コンバージョン率を上げる(アップする)方法
- 入力フォームを最適化する
入力が少なくて済むよう項目数や必須あるなし等改善し、出来るだけ簡潔なフォームにしながら、コンバージョン率を上げる(アップする)方法- 画像を入れて、わかりやすい内容にする
文字だけでなく画像を使い、よりわかりやすいコンテンツにしながら、コンバージョン率を上げる(アップする)方法- 特典(プレゼント)をつける
申込、問い合わせいただいた方限定で特典(プレゼント)する文言を打ち出し、コンバージョン率を上げる(アップする)方法- ページの読み込み速度を改善する
画像サイズやスクリプトファイル等の最適化で読み込み速度を改善し、セッション時間を増やしながら、コンバージョン率を上げる(アップする)方法ちなみに、SEOとコンテンツマーケティングを併用して、見込みユーザー(サイトのテーマと関連性の高いユーザー)を集客することも検討しましょう。
そうすれば、コンバージョンに関与しやすいユーザーが増えるので、その分コンバージョン率の上昇が期待できます。ECサイトのコンバージョン率の平均・目安について
ECサイトのコンバージョン率の平均と目安は、以下のような統計となってます。
※参考:カイロスのマーケティングブログ「コンバージョン率の目安と業界別平均値」業種 平均コンバージョン率 コンサルティング・ファイナンス 10% メディア・出版 10% 教育・医療 8% ソフトウェア・クラウド 7% 技術機器・ハードウェア 5% 製造業・生産財 4% 旅行・サービス業 4% 小売・EC 3% 非営利団体 2% その他 8% 上記のよう、ECサイトのコンバージョン率の平均は3%程度となります。
ECサイトでは、商品を購入した人数をコンバージョン数とするのが一般的です。BtoC(コンサルティング・ファイナンスなど)では、購入以外に、登録、問い合わせ等、複数のコンバージョンが発生するため、ECサイトに比べ、コンバージョン率も高くなる傾向です。
コンバージョン率とコンバージョン数の関係
コンバージョン率を上げれば、以下のようコンバージョン数も増えやすくなります。
- コンバージョン率1%、広告クリック数1000 の場合: 1000(クリック数) * 1(コンバージョン率) / 100 = 10(コンバージョン数)
- コンバージョン率2%、広告クリック数1000 の場合: 1000(クリック数) * 2(コンバージョン率) / 100 = 20(コンバージョン数)
上記のよう、コンバージョン率が1%⇒2%に増え、コンバージョン数も10⇒20に増えてることがわかります。
注意したいのが、クリック数を落とさないことです。
クリック数を保ちながら、コンバージョン率を改善しましょう。コンバージョン率とクリック数、両方改善すれば、コンバージョン数もさらに増えていきます。
ちなみに、広告のクリック数は、バナー広告の文言やデザインを調整することで増やすことができます。
また、コンバージョン率を上げるには、先述した「コンバージョン率を上げる(アップ)方法」をご参考ください。まとめ
コンバージョン率を上げ、申込、問い合わせ等増やし、売り上げ向上を目指しましょう。
ターゲットに合ったコンテンツを用意し、わかりやすく、信頼でき、申し込みやすいページにしながら、コンバージョンさせることが重要です。
SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?
SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?
検索順位が上がらない理由は、SEO対策の質が低いからです。
例えば、ユーザーの検索意図を無視したり、関連性の低いコンテンツを増やす、内部リンクの最適化など疎かにします。
この場合、SEO対策の質が下がります。
そうなれば、ページやサイト自体の品質が上がらないので、Googleに評価されづらくなります。
結果、検索順位が上がらないというわけです。こうした悪い状況を回避する為に、サイトの欠点を調査して上位化に必要な対策をご案内します(無料)。
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