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SEOの疑問を実験で解明しブログ配信【SEOラボ】

ユーザビリティとSEOの関係性について

ユーザビリティを良くすれば、サイトパフォーマンスが向上するのでその分SEO効果が見込めます。
これは、とくにモバイル端末(スマホ)のユーザビリティにおいて言えることです。
具体的には、モバイルフレンドリーアップデートによってモバイルのユーザビリティが検索ランキング要素として盛り込まれたので、直接的なSEO効果が期待できるというわけです。

一方、デスクトップのユーザビリティを無視していいわけではありません。
例えば、デスクトップのユーザビリティが低ければ、その分直帰や離脱するユーザーが増えるので、コンテンツに共感してくれるユーザーが減少します。
そうなれば、共有や参照してくれる機会が減少して、サイテーションや被リンク獲得が抑制されます。
結果的に、外部要因が強化されず権威性が上がらないので、その分SEO効果が見込めなくなります。

こうした状況を回避するためにも、モバイルとデスクトップの両方のユーザビリティを良くするようにSEOに取り組むことが重要となります。

この点踏まえて、今回は、ユーザビリティとSEOの関係性について中心に、初心者にもわかりやすくポイントをまとめて解説したいと思います。

ユーザビリティとSEOの関係性について

ユーザビリティとは?

人間が、あるモノ(製品やサービス)を使うときの 扱いやすさのことを「ユーザビリティ」と呼ぶ!

ユーザビリティとは、人間があるモノ(製品やサービス)を使うときの扱いやすさのことです。
例えば、自身が気になるテーマのブログサイト(ブログ記事)にアクセスしたとします。
その時に、「読み込みが早くサイトに瞬時にアクセス出来る」「目的のコンテンツにすぐ辿りつける」「文章が読みやすい/見やすい」「リンクがクリックしやすい」といった状況であれば、使い勝手の良い(扱いやすい)サイトです。
つまり、ブログサイトのユーザビリティが良いと言うことができます。

ちなみに、このユーザビリティは、Wikipediaでは、以下のように定義されてます。

ユーザビリティ(英語: usability)あるいは日本語で使用性(しようせい)とは、使いやすさとか使い勝手といった意味合いで使われることが多い。しかし、その語義は多様であり、関連学会においても合意された定義はまだ確立されていない。
国際標準化機構によるISO 9241-11は「特定の利用状況において、特定のユーザによって、ある製品が、指定された目標を達成するために用いられる際の、有効さ、効率、ユーザの満足度の度合い」と定義し、有効性、効率、満足度を挙げる。ヤコブ・ニールセンもコンピュータのインタフェースデザインにおいてこの問題に取り組んでいる。ニールセンの『ユーザビリティエンジニアリング原論』 では、学習しやすさ、効率、エラー、満足が挙げられる。
ほかにISO 9126はソフトウェアの品質に関する規格で、理解性、修得性、操作性を挙げている。
※引用元:ユーザビリティ – Wikipedia

また、ユーザビリティは、UIとUXと深く関わっており、その関係を一文で示すことができます。
例えば、「ブログサイトのデザイン(UI)を改善すれば、ユーザビリティ(使い勝手[使いやすさ])が良くなるので、ユーザー体験(UX)の向上[ユーザー満足度の向上]につながる。」といった関係です。

ちなみに、UI(ユーザーインターフェース)は、人間があるモノ(製品やサービス)を使うときの接触点/接地面のことです。
UX(ユーザーエクスペリエンス)は、人間があるモノ(製品やサービス)を使って得る経験のことで、ユーザー体験とも呼ばれます。

このように、UIとUXとの関係性まで把握しておくことが、ユーザビリティについて理解を深めるうえで重要となります。

ユーザビリティとSEOの関係性について

SEOにおけるユーザビリティは、 Webコンテンツがあってこそ成り立つもの!

SEOにおけるユーザビリティは、そもそもWebコンテンツがあってこそ成り立つものです。
もう少し言えば、Webコンテンツがあるからこそユーザーが訪問するので、ユーザビリティが必要となるわけです。

このユーザビリティを良くすれば、サイトのパフォーマンスが向上するので、SEO効果が期待できます。
具体的には、モバイル端末(スマホ)でのユーザビリティを良くすれば、直接的なSEO効果が見込め、デスクトップのユーザビリティを良くすれば、間接的なSEO効果が期待できます。

また、ユーザビリティによるSEO効果において、直帰率や滞在時間、ページ速度、HTTPSといった要素はとくに議論されやすいです。

この点踏まえて、ここでは、ユーザビリティとSEOの関係性について中心に、ポイントをまとめて触れていきたいと思います。

SEOにおけるユーザビリティは、コンテンツがあってこそ

Webコンテンツに訪問するユーザーがいれば、 ユーザビリティの需要が生まれる! そうなれば、ユーザビリティを考慮したSEOが必要!

SEOにおけるユーザビリティは、Webコンテンツがあってこそ成り立ちます。
もう少し言うと、Webコンテンツが存在すれば、そのWebコンテンツにユーザーが訪問するようになるので、ユーザビリティの需要が生まれるというわけです。

これに関して、Googleのジョンミュラー氏が言及してます。

ツイート翻訳:
しかし、なぜかを知ることは驚くべきことです。サイトに優れたUXはあるが、ユーザーが探しているコンテンツがない場合、なぜそこに行くのか

このことからもわかるように、ユーザーが求めるWebコンテンツが無ければ、そもそもユーザーが訪問することはないので、ユーザビリティの需要がありません。

一方、ユーザーが求める情報を盛り込んで(ユーザー視点で)需要のあるコンテンツを作成すれば、そのコンテンツにユーザーが集まりやすくなります。
そうなれば、そのコンテンツに対してユーザビリティの需要が生まれるので、ユーザビリティを考慮してSEOに取り組む必要が出てくるというわけです。

モバイルユーザビリティを良くすれば、直接的なSEO効果が見込める

スマホ向けサイトのユーザビリティを改善して、 モバイルフレンドリーテストに合格すれば 直接的なSEO効果が見込める!

スマホ(スマートフォン)で閲覧したときのWebサイトが扱いやすい(モバイルのユーザビリティが良い)と、その分直接的なSEO効果が見込めます。
これは、2015年4月21日にGoogleで実施されたモバイルフレンドリーアップデートによって、モバイルのユーザビリティが検索ランキング要素となったためです。

4 月 21 日から実施されるモバイル フレンドリー アップデートにより、モバイル検索では、携帯端末で読みやすく使いやすいページの掲載順位が引き上げられます。
※引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ: モバイル フレンドリー アップデートを開始します

今回のアップデートは、タブレットやパソコンからの検索には影響しません。影響する範囲は、スマートフォンから行われるすべての言語および地域での検索です。
※引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ: 4 月 21 日のモバイル フレンドリー アップデートについてのよくある質問

また、スマホにおけるユーザビリティを良くするためには、「モバイルフレンドリーテスト」や「モバイルユーザビリティレポート」を活用しましょう。
こうした機能を活用して表示されるアラートをもとに、スマホ向けサイトのユーザビリティを改善して、モバイルフレンドリーテストに合格することが重要です。
合格すれば、スマホ向けサイトのユーザビリティが確保されるので、結果的にGoogle(検索エンジン)に評価されやすくなって順位上昇が期待できます。

デスクトップのユーザビリティを良くすることで、間接的なSEO効果が見込める

デスクトップやタブレット向けに ユーザビリティの良いWebページを提供すれば、 間接的なSEO効果が期待できる!

デスクトップやタブレットの検索向けにユーザビリティの良いWebページを提供しても、直接的なSEO効果は見込めません。

今回のアップデートは、タブレットやパソコンからの検索には影響しません。影響する範囲は、スマートフォンから行われるすべての言語および地域での検索です。
※引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ: 4 月 21 日のモバイル フレンドリー アップデートについてのよくある質問

また、これに関する質問に対して、Googleのジョンミュラー氏がTwitterで回答してます。

ツイート翻訳:
2つのサイトに関連するコンテンツがあり、1つのサイトのほうが優れたUXであるかどうか、私はもっと興味があります。それはランキングに影響しますか?

モバイルでは、UXがモバイルフレンドリーアップデートのベースであるため、確かです。現在、デスクトップではありません。

かといって、これらのデスクトップとタブレット向けに提供するWebページのユーザビリティを無視していいということではありません。
どういうことかというと、デスクトップやタブレット向けにユーザビリティの良いWebページを提供すれば、間接的なSEO効果が期待できるということです。

例えば、デスクトップ向けのWebページのユーザビリティを良くすれば、その分デスクトップのWebページに共感してくれるユーザーが増えます。
そうなれば、共有や参照してくれる機会が全体的に増えるので、サイテーションや被リンク獲得が促進されます。
結果的に、外部要因が強化されて、Googleに評価されやすくなるので、順位上昇が期待できるというわけです。

ちなみに、こうした間接的なSEO効果を得るためには、レスポンシブデザインを採用したサイト構築をするなどしてURL正規化しておくことも重要となります。

直帰率はGoogle検索のランキング要素ではない

直帰率自体に、直接的なSEO効果は望めない! ユーザビリティを向上させればSEO効果が見込めて、 結果的に直帰率も改善されやすいといった具合!

ユーザビリティにおいて、しばし直帰率が話題に上りますが、この直帰率によるSEOへの直接的な影響は基本的にありません。
もう少し言うと、直帰率が低くても、高くても、それによって検索順位が上がったり下がったりすることは無いということです。

これに関して、Googleのジョンミュラー氏が公式に言及してます。

ツイート翻訳:
検索ランキングでは分析/直帰率を使用しません

例えば、ファーストビューに画像を入れて直帰率が下がったとしても、その直帰率の数値によって検索順位は上がらないということです。
逆も然りで、ファーストビューに画像が無いことで直帰率が高くても、その直帰率の数値によって、順位が上がりづらくなることはないです。

ちなみに、画像や関連リンクを挿入したり、文章を読みやすく、見やすくするなどしてユーザビリティが向上すれば、とくにモバイルにおいてはSEO効果が大いに期待できるでしょう。
こういったことを突き詰めると、直帰率や滞在時間も改善されやすいといった具合です。

滞在時間はGoogle検索のランキング要素ではない

滞在時間自体のSEO効果は見込めない! 滞在時間の数値を増やすためにユーザビリティを改善しても、 検索意図が欠如してれば、SEO効果が最大限引き出せない!

ユーザビリティにおいて、平均セッション時間といった「滞在時間」はSEOに直接的な影響を及ぼしません。
つまり、滞在時間が長くても、短くても、その時間によって検索順位が上昇したり、下落することはないということです。

これに関する質問に対して、Googleのマーティン・スプリット氏がTwitterで回答してます。

ツイート翻訳:
Google(検索アルゴリズム)は、ランキング要素としてUX(ページ上の滞在時間/時間など)を使用しますか?もしそうなら、Googleはどのようにデータを取得しますか? Googleアナリティクスデータなどを使用しますか?

このようなメトリックは使用していません。

このことからもわかるように、滞在時間を検索ランキング要素として使用してないことを断言してます。

こうした言及もある中、ahrefsが独自の調査データをもとに滞在時間と検索ランキング要素の関連性について分析してます。

原文:
So, craft great content that aligns with what your target audience wants. And make sure your website is a pleasure to visit.
Do these two things consistently and you won’t have to worry about dwell time.

翻訳:
そのため、ターゲットオーディエンスの要望に合った優れたコンテンツを作成します。そして、あなたのウェブサイトが訪問する喜びであることを確認してください。
これら2つのことを一貫して行うと、滞留時間を心配する必要がなくなります。
※引用元:Dwell Time: Is It Really a Ranking Factor? (And If So, Should You Care?)

このように結論付けてることから、滞在時間が「検索順位に影響を及ぼす可能性は低い」、もしくは「検索順位に影響が及んだとしても大きくない」という見方もできるでしょう。

ちなみに、実際の検索結果では、上位のサイトよりも下位のサイトの方が滞在時間が長い場合があります。
もう少し言えば、ユーザーの求める情報が大きく欠けてるが、ファーストビューや要所に画像があって読み進めやすいコンテンツなので、その分上位サイトよりも滞在時間が長いといった具合です。
これはつまり、ただ滞在時間が長いだけなので、順位が上がりづらく下位に位置してるといえます。
こうしたことからも、滞在時間の数値が上位表示(SEO)にもたらす影響は仮にあったとしても、大きくはないという見方ができます。

このように、滞在時間の数値を増やすことだけを重視して、ユーザビリティを改善しても、ユーザーの求める情報が欠如してるコンテンツとなれば、SEO効果が最大限引き出せないでしょう。

ページの読み込み速度とHTTPSはGoogle検索のランキング要素である

Webサイトへ接続する際の安全性や速度を考慮して、 ユーザビリティを加味したコンテンツにすることが SEOにおいて重要!

ユーザビリティにおいて、ページの読み込み速度とHTTPS化がトピックになりやすいです。
これらの要素は、Googleが公式に検索ランキング要素として採用してるので、検索順位に直接的な影響を及ぼします。

読み込み速度はこれまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、それはデスクトップ検索を対象としていました。 そこで 2018 年 7 月よりページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することを本日みなさんにお伝えしたいと思います。
※引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ: ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します

ユーザーがもっと安全にサイトを閲覧できるよう、すべてのサイト所有者の皆様に HTTP から HTTPS への切り替えをおすすめしたいと考えています。
※引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ: HTTPS をランキング シグナルに使用します

例えば、ページの読み込み速度が極端に遅かったり、HTTPS化してないサイトであれば、検索順位の下落に繋がります。
一方、読み込み速度が速かったり、HTTPS化したサイトであれば、その分検索順位が上昇しやすくなります。

このことから、ユーザーがWebサイトへ接続する際の安全性やレスポンスの速さを考慮して、ユーザビリティを加味したコンテンツにすることが、SEOにおいて重要となります。

ちなみに、ページの読み込み速度とHTTPS化が及ぼすSEOへの影響は、基本的に軽微なものです。

まとめ

ユーザビリティを高めるようにして、SEOに取り組みましょう。

その際には、とくにモバイル(スマホ)検索で、見やすく、読みやすく、使いやすいコンテンツとなるようにSEOに取り組むことが重要です。
ですが、それだけでは、Googleに最大限評価されるわけではありません。

Googleに最大限評価されるためには、まず、ユーザーの検索意図を考慮したWebページを作成しましょう。
そして、ユーザーの求める情報の量(網羅性/包括性)や手に入れやすさ(簡便性)、信憑性、独自性を加味した良質なページに仕上げましょう。
そうした良質なページを増やして、専門性や権威性、ユーザビリティやクローラビリティを織り交ぜたより信頼できるサイトにすることが、SEO対策で上位表示を目指すためのポイントとなります。

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