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not providedとは?意味や内容を調べる方法など徹底解説!

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not providedとは、SSL化(暗号化)によってわからなくなってしまった流入キーワードのことで、Googleアナリティクスで「(not provided)」と表示されます。
この(not provided)によるSEOへの影響はありません。

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一方、not providedを分析することができます。
具体的には、Googleサーチコンソールの検索結果のパフォーマンス機能から流入キーワードが分析できます。
流入キーワードとそのキーワードのアクセス数がわかるのでSEO対策による成果が把握できるというわけです。

こうした良い状況にするために、not providedを調べて、流入キーワードの状況をできるだけ明確にしましょう。

この点踏まえて今回は、not providedの意味や内容を調べる方法など中心に、初心者にもわかりやすくポイントをまとめて解説したいと思います。

not providedとは?

not providedとは、SSL化(暗号化)によってわからなくなってしまった流入キーワードのことで、Googleアナリティクスで「(not provided)」と表示されます。

例えば、Google検索のSSL化が2011年10月に発表されて以降、2012年3月から日本でもSSL化が促進されました。
また2013年9月にはGoogleアカウントにログインしていない状態でも検索がSSL化されるようになりました。
さらにYahoo!JAPANも続いて2016年4月から1年ほどかけて、全サービスを常時HTTPS対応しました。
このころからGoogleアナリティクスなどのアクセス解析ツールでGoogle検索やYahoo検索の流入キーワードがほぼ分からなくなりました。
このGoogleアナリティクスで表示される流入キーワードがわからない状態を示す値が「(not provided)」というわけです。

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not providedの発生はSSL化によるセキュリティ強化のため

SSLとは、ユーザーのブラウザとサーバー間でのやりとりを暗号化して、悪意ある第3者からプライベートの情報などを守る仕組みのことです。
このSSL化によってnot providedの発生が増えて、現在ではGoogleアナリティクスで表示される流入キーワードのほぼ100%近くを占めてます。
こうした状態は、加速するネット社会で個人情報のセキュリティを強化する必要性が高いからというわけです。

SSL化でセキュリティ強化を適切に行えば、アドレスバーに鍵マークが表示されてURLも“http〜”ではなく“https〜”となります。

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not providedを解決する方法

上記の通り現在アナリティクスでは流入してきたキーワードが確認できない状態となっていますが、“not provided”には検索順位を改善するためのユーザーニーズが詰まっており、大変重要な情報のひとつですので、ぜひ内容を把握してリライトに活かしたいところです。

ここで重宝するのがサーチコンソールで、こちらを利用することによって流入してきたキーワードがページ毎に期間を絞ってチェックすることも可能です。つまりアナリティクスよりも全ての流入キーワードやそれぞれの平均検索順位も確認できるため、より便利にコンテンツの改善に役立つことと思われます。

というのも、狙ったキーワードで上位表示されてページに正しく流入していれば良いんですが、その順位が著しく悪い場合恐らく別のキーワードで流入している可能性があり、それが上位表示の足かせになっているケースも少なくありません。要は検索クエリに対して不必要な内容であって、ユーザーが満足していない証拠でもありますので、そういったコンテンツは思い切って削除して様子を見るのも手です。

このように“not provided”には上位表示させるための重要な情報が隠されているため、ぜひサーチコンソールを活用してユーザーの満足度を上げるのはもちろん、重要なポイントはさらに深掘りし、必要のないコンテンツは別ページとしてテーマを際立たせてみた方が良いでしょう。

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サーチコンソールを利用する

サーチコンソールから流入キーワードを確認するには、左のメニューから「検索結果」を選択し、“ページ”タブを開いて右のプルダウンメニューから“ページ”をクリックして該当するページを検索します。

その後、再度“クエリ”タブを開くと先ほどのページを選択したままの状態でページに流入してきたキーワード一覧を以下の内容で簡単にチェックできます。(お好みで上部のボタンをアクティブにして確認してみましょう。)

  • 合計クリック数
  • 合計表示回数
  • 平均CTR
  • 平均掲載順位

ここで使いやすいのがタブで条件を絞り込み、上記の4種類の要素からサイトのアクセス状況を知ることができるという点で、絞り込みを解除するには上部に表示されている“検索タイプ”や“日付”、選択した“ページ”などを変更または削除するとスムーズに次々とページの流入キーワードがチェックできます。

特にページを絞ってチェックすることで、流入キーワードが一覧で表示されるので、検索ユーザーがどういった内容のコンテンツを求めているのかがわかります。これらのキーワードがアナリティクスでは“not provided”として計測されてしまい内容が見えなくなってしまったわけですが、サーチコンソールで流入キーワードをチェックした方が検索数関係なく全てのキーワードが表示されれるため、リライトする際に参考とするべき要素となります。

ポイントとしては、検索順位が低いのに意外と表示回数や平均クリック数が多いキーワードはユーザーが上位表示されているページの内容では満足していなということが考えられ、逆に上位表示されているのに思ったほど流入していないキーワードに関してはユーザーが求めている内容ではない可能性が高いです。

この辺りを考慮して深掘りしてコンテンツを作り込む部分や、思い切って削除する部分を判断すると良いでしょう。

アナリティクスでも簡単に確認したい場合

上記の通り現在アナリティクスでは流入キーワードが“not provided”と表示されて中身が見えない状態となっているんですが、実はサーチコンソールと連携させることによって検索キーワードを表示させることも可能です。

連携するには、「集客」>「Search Console」>「検索クエリ」へ進むとサーチコンソールと連携するページが表示されるので、下記の手順に沿って設定することで検索キーワードがアナリティクスでも確認できるようになります。

  • 「Search Console のデータ共有を設定」をクリック
  • 「プロパティ設定」に遷移するので「Search Console」の項目で「Search Console を調整」をクリック
  • 「編集」をクリックして連携するサイトを選択して「保存」をクリック

これによってアナリティクスでも流入キーワードがこれまで通り確認できるわけですが、どうしてもサイト全体で流入数が多い順に表示されてしまうため、ページを改善する際の指標にはなりかねます。(どういったキーワードがアクセスに貢献しているのかといった簡単に調べたい時に便利な項目として活用しましょう。)

そのため、ここでは簡単にサイトへ流入しているキーワードをざっくりと確認したい時に活用するべきで、ページごとの“not provided”を一覧でチェックし、ユーザーの求めるコンテンツが何なのか?をじっくりと探るには、やはりサーチコンソールを参考にした方が把握しやすく、何よりページ単位での流入キーワードを知ることができる点が重要となります。

ランディングページから予測する

not providedを調べるには、ランディングページから予測します。

例えば、Googleアナリティクスのメニューから「行動」>「サイトコンテンツ」>「ランディングページ」をクリックします。
この場合、検索エンジンやメルマガ、SNSなどのチャネルからユーザーが訪問したページがわかります。
ユーザーが訪問するチャネルは基本的に検索エンジンが最も多い傾向です。
なので、ユーザーが訪問したページ(URL)を確認して、検索クエリが推測できます。
つまり、ランディングページから予測できるというわけです。

こうして、ランディングページから予測することが、not providedを調べる方法です。

見えるキーワードのセッション数の割合から予測する

not providedを調べるには、見えるキーワードのセッション数の割合から予測します。

例えば、Googleアナリティクスのメニューから「集客」>「すべてのトラフィック」>「チャネル」をクリックします。
この場合、(not provided)以外に「見えるキーワード」がいくつか表示されます。
これらの「見えるキーワード」のセッション数の割合は、(not provided)になって「見えないキーワード」の中身の割合と近くなると考えられます。
つまり、見えるキーワードのセッション数の割合から予測できるというわけです。

こうして、見えるキーワードのセッション数の割合から予測することが、not providedを調べる方法です。

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まとめ:not providedを調べて、流入キーワードの状況をできるだけ明確にしよう

ということで今回はアナリティクスで流入キーワードを確認しようとした際の“not provided”と表示される理由や流入キーワードの重要性などを詳しくご説明しました。

こういったユーザーのセキュリティやプライバシー保護のためのSSLが今後必要になるのはもちろん重要ですが、検索順位を改善するための流入キーワードが“not provided”として計測されてしったからといって自分なりにコンテンツを作成するのは闇雲に記事を書くようなものなので、代わりにサーチコンソールを活用してページごとの流入キーワードを元に適宜コンテンツ内容を改善していくと良いでしょう。

このように“not provided”はサーチコンソールを利用することで解決できます。しかもアナリティクスで確認するよりもページごと・流入してきたキーワード全てを一覧でチェックすることも可能、さらにそれぞれの表示回数や平均検索順位、クリック数までもが把握できてしまうため、リライトに活用しない手はありません。

ぜひこれらの数値からユーザーの検索意図を読み取り、ページ改善に役立ててみてください。

SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?

検索順位の推移

SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?

検索順位が上がらない理由は、SEO対策の質が低いからです。

例えば、ユーザーの検索意図を無視したり、関連性の低いコンテンツを増やす、内部リンクの最適化など疎かにします。
この場合、SEO対策の質が下がります。
そうなれば、ページやサイト自体の品質が上がらないので、Googleに評価されづらくなります。
結果、検索順位が上がらないというわけです。

こうした悪い状況を回避する為に、サイトの欠点を調査して上位化に必要な対策をご案内します(無料)。

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