Google検索結果のスニペットにページ内リンク(目次リンク)を表示させる方法
Google検索結果のスニペットに「~に移動」「各セクション」のページリンク(目次リンク)を表示させながら、サイトパフォーマンス向上を狙う方法があります。
今回は、スニペットに「~に移動」リンクを表示させる方法、スニペットに「各セクションへのリンク」を表示させる方法、WordPressプラグイン「Table of Contents Plus」でスニペットにページ内リンク(目次リンク)を表示させる方法について中心に解説したいと思います。

- スニペットのページ内リンク(目次リンク)とは
- スニペットに「~に移動(ページ内リンク[目次リンク])」を表示させるHTMLマークアップ方法
- スニペットに「各セクションへのリンク(ページ内リンク[目次リンク])」を表示させるHTMLマークアップ方法
- スニペットに「各セクションへのリンク(ページ内リンク)」でなく、「サイト内リンク」が表示されるケース
- WordPressプラグイン「Table of Contents Plus」でスニペットにページ内リンク(目次リンク)を表示させる方法
- スニペットにページ内リンク(目次リンク)を表示させるメリット
- スニペットのページ内リンク(目次リンク)に関するGoogleの言及
- まとめ
スニペットのページ内リンク(目次リンク)とは
スニペットのページ内リンク(目次リンク)とは、Google検索結果のメタディスクリプションの前後に表示されるページ内の特定箇所にジャンプするリンクのことです。
スニペットのページ内リンク(目次リンク)は、基本的に「~に移動リンク」「各セクションへのリンク」の2種類があります。

スニペットのページ内リンク(目次リンク)は、「a要素(aタグ[アンカーリンク])」「id属性」「h要素(hタグ[見出しタグ])」といったHTMLタグで適切にマークアップすることで、Googleのアルゴリズムにより自動検出され、検索結果に表示されます。
スニペットのページ内リンク(目次リンク)は、サイト評価(ドメイン力)が強いことで表示されやすい傾向です。
とくに、「各セクション」へのリンクは、検索順位5位以内へのランクインが必須条件と思った方がいいでしょう。
スニペットに「~に移動(ページ内リンク[目次リンク])」を表示させるHTMLマークアップ方法
Google検索結果のスニペットに「~に移動(ページ内リンク[目次リンク])」を表示させるHTMLマークアップ方法は、基本的に以下のようになります。
①各セクションをHタグ(見出しタグ)でマークアップし、セクション別にHタグのID属性で属性値「p01、p02、p03」のように指定します。
<h2 id=”p01″>直帰率とは</h2> 直帰率とは~ <h2 id=”p02″>離脱率とは</h2> 離脱率とは~ <h2 id=”p03″>直帰率と離脱率の違い</h2> 直帰率と離脱率の違い~ |
②LI(リストタグ)のみならず、「Pタグ」などのHTMLタグを使って目次立てし、a要素のhref属性で「#p01」などのページ内特定箇所へジャンプするリンク指定を記述することで、Google検索結果のスニペットに「~に移動(ページ内リンク[目次リンク])」を表示させることが可能です。
<p> ・<a href=”#p01″>直帰率とは</a> ・<a href=”#p02″>離脱率とは</a> ・<a href=”#p03″>直帰率と離脱率の違い</a> ・<a href=”#p04″>直帰率と離脱率の目安・平均</a> ・<a href=”#p05″>直帰率と離脱率改善法(Googleアナリティクス活用)</a> ・<a href=”#matome”>まとめ</a> </p> |
「~に移動」リンクは、検索クエリの一部がタイトルに含まれず、上記のようなページ内リンクを設置してる場合にGoogle検索結果のスニペットに表示される傾向です。
スニペットに「各セクションへのリンク(ページ内リンク[目次リンク])」を表示させるHTMLマークアップ方法
Google検索結果のスニペットに「各セクションへのリンク(ページ内リンク[目次リンク])」を表示させるHTMLマークアップ方法は、基本的に以下のようになります。
①各セクションをHタグ(見出しタグ)でマークアップし、セクション別にSPANタグのID属性で属性値「p01、p02、p03」のように別タグで指定します。
その他、name属性で属性値「p01、p02、p03」などを別タグで指定する方法もあります。(例:<a name=”p01″></a>)
<h2><span id=”p01″>直帰率とは</span></h2> 直帰率とは~ <h2><span id=”p02″>離脱率とは</span></h2> 離脱率とは~ <h2><span id=”p03″>直帰率と離脱率の違い</span></h2> 直帰率と離脱率の違い~ |
②LIもしくはOL(リストタグ)を使って5個以上目次立てし、a要素のhref属性で「#p01」などのページ内特定箇所へジャンプするリンク指定を記述することで、Google検索結果のスニペットに「各セクションへのリンク(ページ内リンク[目次リンク])」を表示させることが可能です。
※注意点:目次が4個以下だと表示されないっぽいです。
<ol> <li><a href=”#p01″>直帰率とは</a></li> <li><a href=”#p02″>離脱率とは</a></li> <li><a href=”#p03″>直帰率と離脱率の違い</a></li> <li><a href=”#p04″>直帰率と離脱率の目安・平均</a></li> <li><a href=”#p05″>直帰率と離脱率改善法(Googleアナリティクス活用)</a></li> <li><a href=”#matome”>まとめ</a></li> </ol> |
上記方法は、「~に移動」リンクも表示させることができるので、もっともおすすめなHTMLマークアップ方法となります。
実際に実装してる当ブログ「SEOラボ」の目次と見出しのソースコードを参考に、HTMLマークアップを試してみるといいと思います。
ちなみにAMPページの場合、「上記で紹介した方法」や「サイト評価(ドメイン力の強さ)」をいくら満たしても、Google検索結果のスニペットに「各セクションへのリンク(ページ内リンク[目次リンク])」が表示されない傾向のようです。
スニペットに「各セクションへのリンク(ページ内リンク)」でなく、「サイト内リンク」が表示されるケース
Google検索結果のスニペットに「各セクションへのリンク(ページ内リンク[目次リンク])」でなく、「サイト内リンク」が表示されるケースがあります。
このケースは、「各セクションへのリンク(ページ内リンク)」と「サイト内リンク」がGoogleアルゴリズムの調整により定期的に入れ替わって表示されるケースです。

「各セクションへのリンク(ページ内リンク)」と「サイト内リンク」ともに、サイト評価(ドメイン力)が高く、基本的に検索順位5位以内にランクインしないと表示されない傾向です。
検索クエリとの関連性が高い「各セクションへのリンク(ページ内リンク)」が表示されるように、先述したHTMLマークアップを実装しておくことが大切といえます。
WordPressプラグイン「Table of Contents Plus」でスニペットにページ内リンク(目次リンク)を表示させる方法
WordPressプラグイン「Table of Contents Plus」でスニペットにページ内リンク(目次リンク)を表示させる方法について、以下で簡単に解説します。
この方法はWordPressをインストールして、サイト構築してることが前提です。
①WordPressにログイン後、左メニューの「プラグイン」>「新規追加」をクリックします。
②「Table of Contents Plus」で検索後、「今すぐインストール」ボタンをクリックし、「プラグインを有効化」リンクをクリックします。

③「プラグイン」>「インストール済みプラグイン」からTable of Contents Plusの「設定」リンクをクリックし、基本設定(表示する場所、表示条件、プレゼンテーション(デザイン)など)をお好みに調整できます。

④目次を表示させたい場所に 専用のショートコード(toc)を記述すれば、WordPressプラグイン「Table of Contents Plus」でスニペットにページ内リンク(目次リンク)を表示させるための設定が完了です。
適切なソースコードがGooleアルゴリズムに自動検出され、検索順位5位以内のドメイン力が強いサイトであれば、以下のようGoogle検索結果のスニペットにページ内リンク(目次リンク)が表示される可能性が高まります。

上記のよう、先述した「~に移動」リンク」「各セクションへのリンク」といったページ内リンク(目次リンク)を表示させるための設定がWordPressプラグイン「Table of Contents Plus」であっという間に実装できてしまいます。
なぜなら、先述したGoogle検索結果のスニペットにページ内リンク(目次リンク)を表示させるための「a要素(aタグ[アンカーリンク])」「id属性」「h要素(hタグ[見出しタグ])」といったHTMLタグのマークアップが、WordPressプラグイン「Table of Contents Plus」を入れることで、半自動的に簡単に設定できるからです。
WordPressでサイト(ブログ)運用してる方は、ぜひ導入しておきたいプラグインの一つです。
WordPressプラグイン「Table of Contents Plus」でスニペットにページ内リンク(目次リンク)を表示させる設定について以下のような参考サイトがあります。
・ブログの目次はクリック率が高いらしい。ならWordPressプラグイン「Table of Contents Plus」を導入だ!
WordPressで目次を簡単に入れられるプラグイン「Table of Contents Plus」について紹介してるサイトです。
スニペットにページ内リンク(目次リンク)を表示させるメリット
Google検索結果のスニペットにページ内リンク(目次リンク)を表示させるメリットは、以下のようなものがあります。
・露出が増える
Google検索結果のスニペットに表示されるリンクの数が増え、サイトへの動線露出が多くなる。
・クリックされやすくなる
検索クエリに関連するリンクをうまく表示できれば、クリックスルー(自然検索ユーザーの取りこぼし)が減るためクリックされやすくなる。
クリックされやすくなればサイトのトラフィックも増えやすくなり、サイト価値もより上がりやすくなる。
・目立つ
リンクの数が増えるので他のスニペットと差別化でき、Google検索結果でより目立ちやすくなる
スニペットのページ内リンク(目次リンク)に関するGoogleの言及
Google検索結果に表示されるスニペットのページ内リンク(目次リンク)に関するGoogleの言及が、以下のようなサイトで紹介されてます。
・Google Japan Blog: 新しくなったスニペットで検索結果の目的の場所までひとっ飛び
検索をしたとき、Google の検索結果には青い文字のタイトルに続いて数行の文章があります(Google ではこれを「スニペット(情報などの断片)」と呼んでいます)
・Google ウェブマスター向け公式ブログ: ページにセクションを特定する分かりやすいアンカーを設定しましょう
新しい機能は、いずれも検索結果に新しいリンクを表示して、膨大な情報が詰まったページ内の該当箇所にひとっ飛びできるようにします。
まとめ
Google検索結果のスニペットにページ内リンク(目次リンク)を表示させ、サイトパフォーマンス向上を狙いましょう。
コンテンツやリンク(被リンク・内部リンク・発リンク)の質を上げ、サイトの価値を高めながら、SEO対策で上位化を目指すことが重要です。