発リンクとは?SEO効果など徹底解説!
発リンクを適切に設置し、サイトのパフォーマンスを高めるように外部、内部サイトへリンクすることが大切です。
今回は、発リンクSEO効果など中心に、初心者にもわかりやすくポイントをまとめて解説したいと思います。

発リンクとは?
発リンクとは、サイト外部・内部のページに向けたリンクのことです。
例えば、グローバルメニューやフッターメニューは、サイト内部のページに向けられた発リンクです。
また、ブログ記事で外部サイトを参照したい場合、サイト外部に向けた発リンクを設置します。
ページ自ら発するリンクが発リンクであり、適切に外部や内部サイト(ページ)へリンクすることが大切になります。
発リンク数とGoogleガイドライン
発リンク数は、Googleウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)の一般的なガイドライン(Google がページを検出できるよう手助けする)で定義されており、この基準に沿って適切に設置する必要があります。
1 ページのリンクを妥当な数に抑えます(最大で数千個)。
ガイドラインでは、最大で数千個とあり、一般的なページを作っていれば1ページでここまで増えることはあまりないでしょう。
弊社のブログでも1ページの発リンクが多くて100くらいなので、ガイドラインの基準に沿った発リンク数といえるでしょう。
発リンク数のチェック方法
発リンク数のチェック方法は、専用ツールを使って調べるのが一般的です。
発リンク数をチェックするおススメツールは以下2つです。
・SEO対策 の内部対策状況 – SEO 内部対策チェックツール | talabagani.jp
・発リンク – SEOチェキ!
今回は、「SEO対策 の内部対策状況 – SEO 内部対策チェックツール | talabagani.jp」を使って発リンク数をチェックする方法を紹介します。
以下、上位化したいキーワードとURLを入力し、check を押します。

チェック完了後、上位10サイトのキーワード関連情報 の「解析情報」タブをクリックします。

「解析情報」を見ると、内部発リンク数と外部発リンク数が確認できます。
内部発リンク数(103)と外部発リンク数(33)を足すことで、発リンク総数(136)がわかります。

発リンクとSEOペナルティについて
発リンクは数も重要ですが、質も大切です。
ここは被リンクと同じ考え方です。
発リンクの質が低いと、SEOペナルティを受ける可能性が高まります。
例えば、2016年4月に不自然な発リンクに対して一斉発動されたペナルティが有名です。
「不自然な発リンク」による手動ペナルティの事例
企業から無料で商品をもらうことの代わりに記事にリンクを貼るといった、対価の引き換えにその企業のWebページへ向けて設定したリンクは「不自然な発リンク」として、Googleの手動ペナルティの対象となります。

翻訳すると、以下のようになります。
http://www.sammithebeautybuff.com/からの不当なアウトバウンドリンクがGoogleウェブマスター向けガイドラインに違反しています
Googleはあなたのサイトから他のサイトへのリンクのパターンを検出しました。このパターンは、Googleの検索結果における他のサイトのランク付けを人工的に高めることを目的としています。このような不自然なランク付けは、検索結果に、ユーザーの実際のクエリに関連しない結果に対する好みを表示させます。 Googleウェブマスター向けガイドラインにも違反しています。したがって、私たちはあなたのサイト上のリンクへの信頼を割り引いています。この手動のスパム対策はdomain.comに適用されています。これを修正するには、あなたのサイト上の不自然なリンクを削除し、再検討要求を提出してください。お客様が我々のガイドラインに準拠していると判断した後は、この手動による操作を削除します。
※参考:Google、不自然な発リンクの手動対策を大規模に実施。無料提供された商品の見返りとしてレビュー記事を書いたブログが対象か? | 海外SEO情報ブログ
これは、「外部への不自然なリンク(不自然な発リンク)」によるGoogle手動ペナルティの通知が、サーチコンソール上に届いた事例となります。
もう少し言うと、http://www.sammithebeautybuff.com/というWebサイト上に、対価を伴うWebページが存在し、そのページから対価を支払った某企業のWebサイトへ向けられたリンク(不自然な発リンク)に対して、Google手動ペナルティが発動されたことを示しています。
こうした不自然な発リンクによる手動ペナルティは、不自然な被リンクによる手動ペナルティの場合と対処が異なってきます。
不自然な発リンクによる手動ペナルティの対処法としては、基本的に以下のような方法となります。
- 必要に応じて nofollow 属性を使用する 例えば、「企業のサイト」「企業のソーシャル メディア アカウント」「商品を販売しているオンライン ストアのページ」「商品のレビューを掲載しているレビュー サービスのページ」「アプリストアに掲載されている企業のモバイルアプリ」といったリンク先には、nofollow 属性設定しましょう。
- 関係を開示する スポンサー付きのコンテンツを表示している場合、コンテンツ上部にスポンサー情報を開示しておくことが有効である。ユーザーが記事を最後まで読まない可能性があるので、上部に開示し、はっきりと明示することが大切。
- 魅力的でユニークなコンテンツを作成する 有益なニッチ情報などを含めたオリジナルの内容にし、ユニークなコンテンツをユーザーに届けることを心がける。
※参考:Google ウェブマスター向け公式ブログ: 企業から無料で提供された商品をブログでレビューする際のベスト プラクティス
こうした方法で不自然なリンクを改善したり、不要であれば削除するなどして、該当の発リンクを精査しましょう。
そして、Googleウェブマスター向けガイドラインに準拠したことの旨を記載して再審査リクエストを送り、Googleからペナルティの解除通知が届くのを待ち形になります。
ちなみに、こうした不自然なリンクは、自サイトから外部サイトに向けた不自然なリンク(不自然な発リンク[サイトからの不自然なリンク])と、外部サイトから自サイトに向けられた不自然なリンク(不自然な被リンク[サイトへの不自然なリンク])の2パターンに分かれます。
発リンクのSEO効果
発リンクのSEO効果を高めるために、発リンクの数と質が重要です。
先述したウェブマスター向けガイドラインに準拠し、テキスト量等、コンテンツとのバランスを考えながら、発リンク数を調整しましょう。
また、リンク先のリンク切れ、リンク先のコンテンツ、ペナルティ対象になったようなリンク等、発リンク内容に注意し、良質な発リンクを指定しましょう。
質の良い発リンクを適切に設置し、ユーザーが使いやすく、Googleが評価してくれるページにしながら、SEO効果を高めることが大切です。
発リンクとnofollow
発リンクにnofollowを追加し、リンクパワーの譲渡を無効にすることが可能です。
つまり、Google は、これらのリンクをたどらず、 これらのリンクのPageRankやアンカーテキストを転送しません。
※参考:特定のリンクに対して rel=”nofollow” を使用する – Search Console ヘルプ
nofollowは、「このページのリンクをたどらない」や「このリンクをたどらない」といった指示を検索エンジンに与える手段の 1 つです。
nofollow追加が必要なケースは以下です。
・信頼できないコンテンツ
⇒サイトのリンク先のページのコンテンツを保証できない、あるいは保証したくない場合
・有料リンク
⇒有料リンクによって検索結果に影響が生じたりユーザーに悪影響が及んだりしないように、有料リンクに nofollow を使用することをおすすめします。
・クロールの優先順位
⇒検索エンジンロボット(Googlebot「クローラー」)がたどる必要性がないリンクがある場合
発リンクのnofollowの指定は、以下2つあります。
記述例:
<meta name=”robots” content=”nofollow” /> |
記述例:
<a href=”signin.php” rel=”nofollow”>sign in</a> |
発リンク比率評価チェックツールを活用する
発リンク比率評価チェックツールで、「発リンク」「外部発リンク」「内部発リンク」の割合を競合上位10位平均と比較チェックし、自サイトの発リンク比率の評価を確認しましょう。
合わせて、発リンクのアンカーテキスト状況も確認できます。
まとめ
発リンクは、自分で調整しやすいリンクです。
HTMLの知識があれば、発リンクを最適化し、簡単にサイトの評価を高めることが可能です。
とくに、サイト外部への発リンクの質を見直し、良質なサイトにリンクしてるか、今一度チェックすることが大切です。
発リンクを改善し、量と質を調整しながら、ページのパフォーマンスをもっと高めましょう。
ページのパフォーマンスが高まれば、検索順位も上昇しやすくなるはずです。
SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?

SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?
検索順位が上がらない理由は、SEO対策の質が低いからです。
例えば、ユーザーの検索意図を無視したり、関連性の低いコンテンツを増やす、内部リンクの最適化など疎かにします。
この場合、SEO対策の質が下がります。
そうなれば、ページやサイト自体の品質が上がらないので、Googleに評価されづらくなります。
結果、検索順位が上がらないというわけです。
こうした悪い状況を回避する為に、サイトの欠点を調査して上位化に必要な対策をご案内します(無料)。
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