インタースティシャル広告とは?意味や導入時の注意点など徹底解説!
インタースティシャル広告とは、Webサイト(モバイルアプリ)でページ切り換えや遷移の合間(タイミング)にインタフェースに表示される広告のことです。
このインタースティシャル広告を適切に扱えば、SEOへの悪影響を抑制できます。
一方、インタースティシャル広告を不適切に扱えば、SEOへの悪影響が懸念されます。
具体的には、ユーザーが検索結果からページに移動した直後やWebページの読み込み時や閲覧中、終了時にメインのコンテンツを覆い隠すようにポップアップで全画面広告を表示します。
この広告を含むWebページは、悪質な広告と判断されてGoogle Chromeでブロックされたり(表示されなくなったり)、煩わしい(うざい)インタースティシャル広告になるのでページエクスペリエンスが低下します。
そうなれば、Googleから評価されづらくなります。
結果、検索順位が下がったり、上がりづらくなるというわけです。
こうした良くない状況を回避する為に、インタースティシャル広告の基礎を把握して、適切に扱いましょう。
この点踏まえて今回は、インタースティシャル広告の意味や注意点など中心に、初心者にもわかりやすくポイントをまとめて解説したいと思います。
インタースティシャル広告とは?
インタースティシャル広告(interstitial ads)とは、Webサイト(モバイルアプリ)でページ切り換えや遷移の合間(タイミング)にインタフェースに表示される広告のことです。
このインタースティシャル広告は、別名「スプラッシュページ」とも呼ばれます。
例えば、Googleアドセンスで自動広告の全画面広告をアクティブにしてるとします。
この場合、Webサイト内の別ページへ遷移してそのページが読み込まれる前にGoogleアドセンスの全画面広告が表示されます。
この表示される広告が、インタースティシャル広告というわけです。
インタースティシャル広告とオーバーレイ広告の違い
インタースティシャル広告とオーバーレイ広告に、違いはありません。
例えば、オーバレイ広告とは、画面に重なるように表示される広告のことです。
このオーバレイ広告は、「インタースティシャル広告」と「アンカー広告」と「ポップアップ広告」の3種類に大きく分かれます。
インタースティシャル広告とは、ページ切り換えやページ遷移のタイミングで画面に重なるように表示される広告です。
つまり、インタースティシャル広告も画面に重なるように表示される広告なので、オーバレイ広告の一種というわけです。
このように、オーバレイ広告の一種という観点から、インタースティシャル広告とオーバーレイ広告に違いはありません。
インタースティシャル広告の例
インタースティシャル広告の例を悪い例と良い例に分けて紹介します。
※参考:Google ウェブマスター向け公式ブログ: モバイル ユーザーが簡単にコンテンツにアクセスできるようにするために
悪い例
インタースティシャル広告を不適切に扱えば、ユーザーがコンテンツにアクセスしにくくなります。
この場合は悪い例です。
- ユーザーが検索結果からページに移動した直後やページを閲覧している最中に、メインのコンテンツを覆い隠すようにポップアップでインタースティシャル広告を表示する
- インタースティシャル広告を閉じないとメインのコンテンツにアクセスできないようにする
- ファーストビューにインタースティシャル広告を表示して、スクロールしないとメインコンテンツが見えないように妨げる
良い例
インタースティシャル広告を適切に扱えば、ユーザーのコンテンツへのアクセシビリティが保持できます。
この場合は良い例です。
- Cookieの使用や年齢確認などの法的義務に応じてインタースティシャル広告を表示する
- サイト内にメールアドレスなどの個人的なコンテンツや有料のコンテンツといった一般公開されてない(インデックス登録ができない)ものが含まれてる場合に、インタースティシャル広告としてログイン ダイアログを表示する
- 画面スペースから見て妥当な大きさで、簡単に閉じることのできるバナー(インタースティシャル広告)を表示する。
インタースティシャル広告によるSEOへの影響
インタースティシャル広告を扱うことで、SEOへの影響が懸念されます。
例えば、先述した悪い例のようにインタースティシャル広告を設置したことでユーザーがメインコンテンツにアクセスしにくくなったとします。
この場合、ページのコンテンツにユーザーが容易にアクセスできません。
そうなれば、煩わしいインタースティシャルとなるので、ページエクスペリエンスが低下します。
結果、Googleから評価されずらくなって検索順位が上がりづらくなるというわけです。
一方、インタースティシャル広告をページの切り替え・遷移時に自然なタイミングで表示されるように設置して、ユーザーのコンテンツへのアクセシビリティが保持できたとします。
そうなれば、煩わしいインタースティシャルにならないので、ページエクスペリエンスが維持できます。
結果、Googleから評価も維持されやすいというわけです。
このように、インタースティシャル広告を扱うことでページエクスペリエンスシグナルに関わるので、SEOへの影響が懸念されます。
インタースティシャル広告を導入するときに避けたいこと
インタースティシャル広告をを導入するときに避けたいことがいくつかあります。
- アプリ起動時や検索結果から遷移直後に表示する
- 終了時に表示する
- 過度に繰り返して表示する
- 操作を妨げるように表示する
- ページの読み込み後に表示する
アプリ起動時や検索結果から遷移直後に表示する
インタースティシャル広告を導入するときに、アプリ起動時や検索結果から遷移直後に表示することは避けましょう。
例えば、スマホ画面からアプリのアイコンをタップしてアプリを起動します。
起動直後に全画面広告が表示されたとします。
また、検索結果から興味あるサイトのタイトルリンクをクリックして、サイトにアクセスします。
アクセス直後に全画面広告が表示されたとします。
これらの場合、Googleガイドラインに反します。
結果、アプリでの広告掲載が停止されたり、検索順位の下落につながる可能性が高まるというわけです。
このように、アプリ起動時や検索結果から遷移直後に表示することが、インタースティシャル広告を導入するときに避けたいことです。
アプリ終了時に表示する
インタースティシャル広告を導入するときに、アプリ終了時に表示することは避けましょう。
例えば、アプリを使い終わったので戻るボタンなどのボタンをタップ(クリック)して終了します。
終了時に全画面広告が表示されたとします。
この場合、Googleガイドラインに反します。
結果、アプリでの広告掲載が停止されたり、検索順位の下落につながる可能性が高まるというわけです。
このように、アプリ終了時に表示することが、インタースティシャル広告を導入するときに避けたいことです。
過度に繰り返して表示する
インタースティシャル広告を導入するときに、過度に繰り返して表示することは避けましょう。
例えば、アプリ内でリンクをタップした直後に全画面広告が表示され、この広告を閉じた直後に再び全画面広告が表示されたとします。
また、アプリ内でリンクをタップするたびに全画面広告が表示されたとします。
これらの場合、ユーザー操作2回につき2回以上の頻度で全画面広告が表示されます。
そうなれば、推奨されてる「ユーザー操作2回につき1回以下の頻度」ではないので、ユーザーの操作を妨げて利便性が損なわれると判断されます。
結果、Googleガイドラインに反してアプリでの広告掲載が停止されたり、検索順位の下落につながる可能性が高まるというわけです。/p>
このように、過度に繰り返して表示することが、インタースティシャル広告を導入するときに避けたいことです。
ページの読み込み後に表示する
インタースティシャル広告を導入するときに、ページの読み込み後に表示することは避けましょう。
例えば、ユーザーがWebページのコンテンツを閲覧したり、コンテンツ内でフォーム入力やアプリでゲームを楽しんでるとします。
これらの作業に没頭してる最中に突然全画面広告が表示されたとします。
そうなれば、意図しないクリックをして、ユーザーが不快な気持ちになります。(ユーザーエクスペリエンスが低下します。)
結果、Googleガイドラインに反して広告掲載が停止されたり、検索順位の下落につながる可能性が高まるというわけです。
このように、ページの読み込み後に表示することが、インタースティシャル広告を導入するときに避けたいことです。
通信の遅延を無視する
インタースティシャル広告を導入するときに、通信の遅延を無視することは避けましょう。
例えば、通信ネットワークの反応時間が遅いとします。
この状態のままユーザーがWebサイトを閲覧すれば、広告が表示されるまでに時間がかかります。
つまり、広告が意図しない不適切なタイミングで表示されてユーザーが不快な気持ちになります。
結果、ユーザーエクスペリエンスの低下を招いて、Googleから評価されづらくなるというわけです。
このように、通信の遅延を無視することが、インタースティシャル広告を導入するときに避けたいことです。
まとめ:インタースティシャル広告の基礎を把握して、適切に扱おう
インタースティシャル広告の基礎を把握して、適切に扱いましょう。
一方、インタースティシャル広告を不適切に扱えば、ユーザーの利便性が損なわれます。
具体的には、Googleガイドラインに違反してアプリでの広告掲載が停止されたり、検索順位の下落に繋がる可能性が高まります。
結果、広告経由の問い合わせや申し込みが滞るので、Webサイトからの売り上げ向上が期待できないというわけです。
こうした悪い状況を回避する為に、インタースティシャル広告の基礎を把握して、適切に扱いましょう。
SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?
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検索順位が上がらない理由は、SEO対策の質が低いからです。
例えば、ユーザーの検索意図を無視したり、関連性の低いコンテンツを増やす、内部リンクの最適化など疎かにします。
この場合、SEO対策の質が下がります。
そうなれば、ページやサイト自体の品質が上がらないので、Googleに評価されづらくなります。
結果、検索順位が上がらないというわけです。
こうした悪い状況を回避する為に、サイトの欠点を調査して上位化に必要な対策をご案内します(無料)。
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