URL末尾のトレイリングスラッシュ「/」は必要?あり・なしの違いなど徹底解説!
URL末尾のスラッシュ(トレイリングスラッシュ)のあり・なしは、URLの階層構造によって扱いが違ってきます。
別物として扱われると同じコンテンツに複数のURLでアクセスできる状態としてGoogleに認識されます。
この場合、とくに重複コンテンツでSEOへの悪い影響が懸念されます。
一方、URL末尾のスラッシュ(トレイリングスラッシュ)のあり・なしを正規化すれば問題ありません。
具体的には、301リダイレクトやcanonicalタグなど使ってURLを正規化すれば、コンテンツの評価を集中させて1つに統一できます。
結果、Googleから評価されやくなるというわけです。
こうした良い状況にするために、URL末尾のスラッシュのあり・なしに配慮して、運用するURLを一貫させましょう。
この点踏まえて今回は、URL末尾(URLの最後)のスラッシュあり・なしの違いなど中心に、初心者にもわかりやすくポイントをまとめて解説したいと思います。
URL末尾のスラッシュあり・なしの違い
URL末尾のスラッシュあり・なしは、ドメイン名のみやサブディレクトリ有無によって処理が大きく違います。
これについて、Googleジョンミュラー氏がTwitterで以下のような見解を述べてます。
I noticed there was some confusion around trailing slashes on URLs, so I hope this helps. tl;dr: slash on root/hostname=doesn't matter; slash elsewhere=does matter (they're different URLs) pic.twitter.com/qjKebMa8V8
— John ☆.o(≧▽≦)o.☆ (@JohnMu) 2017年12月19日
翻訳:
- (A)http://www.example.com/
- (B)http://www.example.com
- (C)https://www.example.com/
- (D)https://www.example.com
- (E)https://example.com/
- (F)https://example.com/fish
- (G)https://example.com/fish/
ホスト名のスラッシュは重要ではありません
(A)と(B)は同じ、(C)と(D)は同じ異なるプロトコルとホスト名が関係します
(A)と(C)は異なる、(C)と(E)は異なるパス/ファイルのスラッシュをスラッシュにすることは重要です
(F)と(G)は異なる
まとめると、(A)と(B)、(C)と(D)のようにURLがドメイン名だけの場合は、URL末尾にスラッシュありで常にリクエストされます。
つまり、URLがドメイン名だけの場合はトレイリングスラッシュがあってもなくても同一に扱われるというわけです。
一方、(F)と(G)のように、サブディレクトリの終わりのトレイリングスラッシュのありなしは技術的には異なります。
具体的には、(F)であれば「fish」というファイルをリクエストし、(G)であれば「fish」というディレクトリの中にある既定のドキュメント(index.htmlやindex.phpなど)をリクエストします。
つまり、サブディレクトリのトレイリングスラッシュありなしによって、異なるURLとして処理されるというわけです。
このように、ドメイン名のみやサブディレクトリ有無によって、URL末尾のスラッシュあり・なしの扱いに大きな違いがあります。
URL末尾のスラッシュあり・なしによる影響
URL末尾のスラッシュ「/」有無による影響がいくつか考えられます。
例えば、URL末尾にスラッシュがある「https://www.example.com/」をAとし、スラッシュがない「https://www.example.com」をBとします。
AとBにそれぞれアクセスしたときに、違うコンテンツが表示されたとします。
この場合、検索エンジンにとって技術的に問題はありませんが、ユーザーにとっては非常に分かりにくい状態です。
一方、AとBにそれぞれアクセスしたときに、同じコンテンツが表示されたとします。
この場合、重複コンテンツになります。
重複コンテンツによってGoogleから評価されづらくなるので一方にリダイレクトするなどしてURLを正規化しましょう。
URL末尾のスラッシュあり・なしが混在するときの対策方法
URL末尾のスラッシュありなしが混在する場合、複数URLで同じページにアクセスできる状態です。
この状態は重複コンテンツの可能性が高いので、URLを正規化しアクセスできるURLを1つに統一します。(正規化例:https://www.example.com/ ⇒ https://www.example.com)
- 301 を使用する
- 一貫性を保つ
- トップレベル ドメインを使用する
- シンジケーションは注意して行う
- Search Console を使用して、インデックスの作成を希望するサイトを Google に伝える
- 定型文の繰り返しをできるだけ少なくする
- スタブを公開しないようにする
- コンテンツ管理システムについて理解する
- 類似するコンテンツをできるだけ少なくする
これらの対策を活かして重複コンテンツを回避しましょう。
そうすれば、検索エンジンからのサイト評価を一つに集中できたり、ユーザーの利便性の向上につながります。
こうして、URLを正規化しアクセスできるURLを1つに統一することが、URL末尾のスラッシュありなしが混在するときの対策方法です。
まとめ:URL末尾のスラッシュのあり・なしに配慮して、運用するURLを一貫させよう
アクセスできるURLを一つに正規化し、サイト評価を統一しましょう。
検索エンジンやユーザーがわかりやすい構造にし、評価されやすいサイトにしながら、SEO対策を進めることが重要です。
SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?
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検索順位が上がらない理由は、SEO対策の質が低いからです。
例えば、ユーザーの検索意図を無視したり、関連性の低いコンテンツを増やす、内部リンクの最適化など疎かにします。
この場合、SEO対策の質が下がります。
そうなれば、ページやサイト自体の品質が上がらないので、Googleに評価されづらくなります。
結果、検索順位が上がらないというわけです。
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