SEOの効果測定とは?4つの重要な指標など徹底紹介!
SEOの効果測定とは、SEOによる効果の度合いを測ることです。
この効果測定は主に検索順位チェックツール、Googleアナリティクス、サーチコンソールといった専用ツールを使います。その専用ツールを元に見つけた改善点をうまくWebサイトに反映させれば、SEOの良い効果が期待できます。
一方、専用のツールを活用しなければ、検索順位や検索流入、ユーザーエンゲージメントや検索流入経由のコンバージョンといった検索パフォーマンスがわかりません。
この場合、数値化できず検索パフォーマンスの良し悪しが判別できません。
結果、SEOの効果が測定(効果検証)できないというわけです。
こうした良くない状況を回避するために、SEOの効果測定を行って、対策の効き目を確認しましょう。
この点踏まえて、今回は、SEOの効果測定の定義や4つの重要な指標など中心に、初心者にもわかりやすくポイントをまとめて解説したいと思います。
SEOの効果測定とは?
SEOの効果測定とは、SEOによる効果の度合いを測ることです。
例えば、SEO対策をしたのちに、サーチコンソールでWebページのキーワード順位を調べたら15位上がったとします、また、検索でのクリック数が100増えたとします。
この「キーワード順位が15位上がる」「検索でのクリック数が100増える」は、SEOによる効果の度合いです。
このSEOによる効果の度合いを測ることがSEOの効果測定というわけです。
SEOの効果測定の重要な指標
SEOの効果測定をするには、選定したキーワードの検索順位をチェックします。
例えば、まず、Webページ(ブログ記事)のテーマに関連する1つのキーワードを選定して、そのキーワードをBULLやGRCといった検索順位の推移が追える専用のチェックツールに登録します。
そして、登録したキーワードの順位が数日後や数か月後に上位化してれば、そのキーワードに該当するコンテンツがGoogleに評価されて良い傾向であることが判断できます。
そうなれば、結果的にSEOの効果測定ができたことになります。
一方、キーワード順位の推移をチェックしなければ、上昇したのか?下落したのか?判断が付かないので、SEOの効果が測定できません。
仮に、SEOの効果がわからず放置した結果、検索順位が低いキーワードに該当するコンテンツがサイト内に多く存在することになれば、Webサイト自体の質が下がって、その分Googleから低評価を下されます。
こうした状況を回避するためにも、専用ツールを導入してキーワード順位をチェックし、かつ「検索流入」や「ユーザーエンゲージメント」「検索経由のコンバージョン」まで効果測定することが、SEO対策を進めるためのポイントとなります。
- 検索順位の推移をチェックする
- 検索流入の推移をチェックする
- ユーザーエンゲージメントの状況をチェックする
- 検索流入経由のコンバージョン(CV)をチェックする
検索順位の推移をチェックする
検索順位の推移をチェックするには、BULLやGRCなどの検索順位チェックツールを活用します。
例えば、ページのテーマに関連する1つのキーワードをBULLに登録して、そのキーワードの検索順位の推移が右肩上がりに上昇して上位化したとします。
そうなれば、そのキーワードに該当するコンテンツがGoogleから高評価を受けてることが判断できます。
こうして、キーワード順位の推移を追って、上昇、下落、停滞気味といった傾向を見極めることが、SEOの効果測定をするためのポイントとなります。
一方、キーワード順位の推移がわからないと、上昇、下落、停滞気味といった傾向が掴めません。
そうなれば、検索順位が下落気味のキーワードが複数あったとしても放置してしまうことになります。
結果的に、検索順位が低いキーワードに該当するコンテンツがサイト内に多く存在することになるので、サイト自体の質が下がって、その分Googleから低評価を下されるでしょう。
ちなみに、サーチコンソールの平均検索順位からも順位推移が確認できます。
ですが、BULLやGRCなどの専用ツールと比べて、サーチコンソールの平均掲載順位はデータの反映が遅いので、最新の順位推移がすぐに把握できない形となります。
検索流入の推移をチェックする
検索流入の推移をチェックするには、アクセス解析ツールのGoogleアナリティクスで「Organic Search」の項目を見ます。
例えば、まず、Googleアナリティクスにログイン後、メニューから「集客」→「チャネル」→「Organic Search」をクリックします。
すると、右肩下がり、もしくは右肩上がり、停滞といった自然検索流入の推移がわかります。
自然検索流入が右肩上がりに推移していれば、自身のサイトがGoogleから高評価を受けてると判断できます。
こうして、オーガニック検索流入の推移を追って、上昇、下落、停滞気味といった傾向を明確にすることが、SEOの効果測定をするためのポイントとなります。
一方、検索流入の推移をチェックしなければ、上昇、下落、停滞気味といった傾向が掴めません。
そうなれば、検索流入の推移が下落気味なので、自身のサイトがGoogleから低評価を受けてるという判断ができないということになります。
つまり、SEOの効果測定ができないということです。
結果的に、Googleから高評価を得るための効果的なSEO対策に切り替えることができないので、その分SEO効果も期待できないでしょう。
ちなみに、サーチコンソールの検索アナリティクスで「検索でのクリック数」を見ることでも、検索流入の推移が確認できます。
ですが、Googleアナリティクスと比べてサーチコンソールは、データの反映が少し遅いので、最新の検索流入の推移がすぐに把握できない形となります。
ユーザーエンゲージメントの状況をチェックする
ユーザーエンゲージメントの状況をチェックするには、SharedCountやBuzzSumo、Media Insightなどの専用ツールを活用します。
例えば、SharedCountにアクセス後、対象のWebページのURLを入力して、チェックします。
すると、そのURLにおけるFacebookでのいいね数が確認できます。
Facebookでのいいね数が多ければ、ユーザー満足度が高いということがわかるので、その分Googleから高評価を受けやすいと判断できます。
こうして、SNS上での共有数を調べて、ユーザーにどの程度共感されてるか?を明確にすることが、SEOの効果測定をするためのポイントとなります。
また、被リンク数やサイテーション数、ヒートマップ等でわかる読了率、Googleアナリティクスでわかる滞在時間、直帰率などもユーザーエンゲージメントに関わります。
一方、こうしたユーザーエンゲージメントの状況をチェックしなければ、ユーザーにどの程度役立ってるか?把握できません。
そうなれば、全く共感されない、読まれないといったユーザー満足度の低いコンテンツがサイト内に混在し続けることになります。
こうしたコンテンツがサイト内に増えれば、Googleから最大限評価されづらくなるので、その分SEO効果も限定的になるでしょう。
ちなみに、ここではFacebookを例に挙げてますが、その他にTwitterやInstagramなどのアクティブユーザーが多いSNSでの共有状況も参考になります。
検索流入経由のコンバージョン(CV)をチェックする
検索流入経由のコンバージョン(CV)をチェックするには、Googleアナリティクスで「アシストコンバージョン」の項目を見ます。
例えば、Googleアナリティクスにログイン後、メニューの「コンバージョン」→「マルチチャネル」→「アシストコンバージョン」をクリックします。
すると、オーガニック検索や参照サイト、ノーリファラー、ソーシャルネットワークを経由したコンバージョン数が確認できます。
オーガニック検索を経由したコンバージョンが発生してれば、効果的なWebページがインデックスされてるということが判断できます。
その効果的なWebページは、「オーガニック検索」をクリック後、参照/メディアの「セカンダリディメンション」から「集客」→「ランディングページのURL」をクリックすれば確認できます。
こうして、検索流入経由のコンバージョンの有無を調べて、効果的なページがインデックスされてるか?を明確にすることが、SEOの効果測定をするためのポイントとなります。
一方、検索流入経由のコンバージョンをチェックしなければ、効果的なページがインデックスされてるか?判断することができません。
もう少し言うと、検索経由のコンバージョンの傾向がわからないので、CVしてる効果的なページがどんなページなのか?がわかりません。
そうなれば、CVしてる効果的なページの傾向に習って新規ページを作ることもできないので、結果的にコンバージョンに寄与しづらいページばかり作成してしまう可能性が高まるでしょう。
こうした状況を回避するためにも、まず検索からコンバージョンしてることを明確にしておくことが、SEOの効果測定をするうえで重要となります。
ちなみに、効果的なページをインデックスさせるには、効果的なページの傾向に習ってページ作成する以外に、基本的にサイトのテーマやカテゴリテーマに関連するキーワード(検索ボリュームが多いキーワードではなく、検索ユーザーのターゲットがより明確な関連するロングテールキーワード)を選定します。
そして、その選定した関連キーワードでページを作成して、かつ、内部リンクを最適化しましょう。
そうすれば、クローラビリティが高まるので、結果的に効果的なページがインデックスされやすくなります。
また、高品質ページを増やしてサイト自体の質を高めたり、サイトマップを活用することでもクローラビリティが高まるので、インデックスの促進につながります。
まとめ:SEOの効果測定を行って、対策の効き目を確認しましょう。
SEOの効果測定を行って、効果的な対策に結び付けましょう。
効果的な対策によって結果を出すためには、効果測定をもとに仮説を立てて対策を繰り返すことが大切です。
対策を繰り返すうえで、基本的にユーザーの検索意図を考慮したページとなるように改善することが重要となります。
なぜかというと、そうしたページを検索エンジン(Google)が評価するからです。
なので、検索ユーザーが求める情報やその情報の量(網羅性)、手に入れやすさ(簡便性)を盛り込んだGoogleに評価されやすいページを作り上げましょう。
そうしたページに、信憑性や独自性を加味してより品質の高いページに仕上げましょう。
こうした質の高いページを増やして、専門性や権威性、クローラビリティ、ユーザビリティを織り交ぜたより信頼できるサイトにすることがSEO対策で上位表示を目指すためのポイントとなります。
SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?
SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?
検索順位が上がらない理由は、SEO対策の質が低いからです。
例えば、ユーザーの検索意図を無視したり、関連性の低いコンテンツを増やす、内部リンクの最適化など疎かにします。
この場合、SEO対策の質が下がります。
そうなれば、ページやサイト自体の品質が上がらないので、Googleに評価されづらくなります。
結果、検索順位が上がらないというわけです。
こうした悪い状況を回避する為に、サイトの欠点を調査して上位化に必要な対策をご案内します(無料)。
検索順位を上げたり、検索流入を増やすにはSEOが重要!