Webサイトリニューアルのタイミングはいつ?手順やポイントも徹底解説!
サイトリニューアルとは、古くなったWebサイトを更新・改装・再開発して、新しく(一新)することです。
このサイトリニューアルをうまく行えば、SEOの良い効果が期待できます。
一方、タイミングを誤ったり、手順やポイントを無視すれば、SEO効果が落ちる可能性が高まります。
そうなれば、アクセス数やコンバージョンが減少します。
結果、サイトからの売り上げが減退します。
こうした悪い状況を回避する為に、サイトリニューアルの要件に沿って、より良いサイトにしましょう。
この点踏まえて、今回は、サイトリニューアルのタイミング、手順やポイントなど中心に、初心者にもわかりやすく論点をまとめて解説したいと思います。

サイトリニューアルするタイミング
サイトリニューアルするタイミングが、いくつかあります。
デザインが古いとき
サイトリニューアルするタイミングは、デザインが古いときです。
例えば、フレームを多用して、いくつものHTMLファイルを読み込んで構成されたサイトデザインだとします。
また、鏡面反射やアクアボタン、ブラック背景など使用したサイトデザインだとします。
これらのデザインは、2000年初期によく見かけましたが、今はほぼ見かけません。
つまりデザインが古いというわけです。
こうして、デザインが古いとき、サイトリニューアルするタイミングとなります。
機能が古いとき
サイトリニューアルするタイミングは、機能が古いときです。
例えば、読み込み速度が遅かったり、非SSLかつスマートフォンで見ずらいサイトだとします。
こうした機能のサイトは、2014年付近によく見られましたが、今は見かける数もかなり減ってます。
つまり、機能が古いというわけです。
こうして、機能が古いとき、サイトリニューアルするタイミングとなります。
情報が混雑してるとき
サイトリニューアルするタイミングは、情報が混雑してるときです。
例えば、サイト設計せずにWebページを作って増やし、適当なカテゴライズをしてるサイトだとします。
こうしたサイトは、同テーマのコンテンツをまとめてないのでわかりずらいです。
つまり、情報が混雑してるというわけです。
こうして、情報が混雑してるとき、サイトリニューアルするタイミングとなります。
サイトリニューアルする手順とポイント
サイトリニューアルするときの手順が大きく2つあり、それぞれポイントがいくつかあります。
要件定義フェーズ
要件定義フェーズがいくつかあります。
- 問題点を洗い出す
- 目的や目標を決める
- 要件定義書にまとめる
問題点を洗い出す
問題点を洗い出すには、ヒアリングします。
例えば、サイトを実際に利用したユーザーに使い心地の感想を聞きます。
- モバイルでタップしづらく、見ずらい
- ページが表示されるまで遅い
- 目的のコンテンツに辿り着きづらい etc…
こうした問題点をユーザーから引き出すことができるというわけです。
こうして、問題点を洗い出して要件定義することが、サイトリニューアルを進めるときのポイントです。
目的や目標を決める
目的や目標を決めるには、最終的に数値化します。
例えば、古いサイトでお問い合わせや申し込みなどのコンバージョンが少ない状況です。
そのコンバージョンをリニューアルして増やしたいと考えてます。
この場合、目的がコンバージョンを増やすことです。
そして、そのコンバージョンの数を、サイトリニューアル後に1日5件、1ヶ月で150件などのように数値(KPI設定)して目標を明確にするというわけです。
また、目的や目標を決めるにあたって、ペルソナやカスタマージャーニーマップ、ユーザーシナリオを考慮するとなおよいです。
こうして、目的や目標を決めて要件定義することが、サイトリニューアルを進めるときのポイントです。
ちなみに、アクセス(集客)を増やしたい、サイトの運用の手間を減らしたいなどの目的もあります。
この場合、アクセス数(流入数)やサイト更新にかかる時間をKPI設定して、目標を決めましょう。
要件定義書にまとめる
要件定義書にまとめるには、「誰」に「何」を「どう」してもらうのかを決めます。
例えば、これまで洗い出した問題点を軸にエクセルファイルなど使って、表に記載します。
このときに、その問題点を改善して目標達成するために「誰」に「何」を「どう」してもらうのかを定義していきます。
問題点 | 担当 | 目的 | 目標(KPI) | 予算 | 期間 | 作業範囲 |
---|---|---|---|---|---|---|
CV少ない | Aさん | CV率上げる | 150件/月 | 30万/月 | 6か月 | 広告とLPの最適化 |
アクセス少ない | Bさん | 検索流入増やす | 10万PV/月 | 50万/月 | 1年 | SEO対策、SNS対策 |
こうして、要件定義書にまとめて要件定義することが、サイトリニューアルを進めるときのポイントです。
サイト構築フェーズ
サイト構築フェーズがいくつかあります。
- サイトマップやワイヤーフレームを作成する
- デザイン案を作成する
- コンテンツを作成する(コーディングする)
サイトマップやワイヤーフレームを作成する
サイトマップやワイヤーフレームを作成するには、まずサイトマップを作成します。
ここでのサイトマップは、エクセルなどのファイルで簡易的にサイト構造を書きだすものです。
例えば、サイトのテーマを決めてそのテーマに沿って関連するワードをエクセルに書き出します。
サイトのテーマが「SEO」なら、「SEO対策」や「SEOツール」「被リンク」などの関連するテーマを書きだします。
書きだしたワードをカテゴライズして階層状にマッピングすれば、サイトマップが仕上がるというわけです。
仕上げたサイトマップから必要なコンテンツ(TOPページやカテゴリページ、詳細ページなど)がわかるので、それをもとにワイヤーフレームを作成しましょう。
ワイヤーフレームを作成する専用ツールがあるので、それを活用することもできます。
こうして、サイトマップやワイヤーフレームを作成してサイト構築することが、サイトリニューアルを進めるときのポイントです。
デザイン案を作成する
デザイン案を作成するには、イラストレーターやフォトショップなどの専用ツールを活用します。
例えば、作成したワイヤーフレームを基に、コンテンツの幅や長さ、色、文字の大きさなど含めてフォトショップでデザインします。
デザインは、主にTOPページ、カテゴリー一覧ページ、詳細ページ(記事ページ)、問い合わせや申し込みページの4種類のページデザイン案を作成します。
また、TOPページのアイキャッチ画像やロゴ画像などのデザインも作成します。
そうすれば、デザイン案が作成できるというわけです。
こうして、デザイン案を作成してサイト構築することが、サイトリニューアルを進めるときのポイントです。
ちなみに、デザイン案を作成するときは、サイトのテーマカラー(メインカラー)を常に考慮しましょう。
そうすれば、サイト全体に統一感がでるので、ユーザーが馴染みやすいサイトになります。
コンテンツを作成する(コーディングする)
コンテンツを作成するには、専用ツールを使います。
例えば、作成したデザイン案を参考にして、Dreamweaverでコーディングします。
そうすれば、HTMLタグやCSSでコンテンツの幅や長さ、色、文字の大きさなどを表現してコンテンツ作成できます。
このときに、まずサイト全体で共通となる部分をコーディングします。
次に、古いサイトの画像やテキスト文章などの既存コンテンツ(原稿)をそのままコピーして、新しいサイトへ流し込みましょう。
こうして、コンテンツ作成してサイト構築することが、サイトリニューアルを進めるときのポイントです。
サイトリニューアルのときに避けたいこと
サイトリニューアルのときに避けたいことがいくつかあります。
要件定義を無視する
要件定義を無視すれば、効果が薄れます。
例えば、問題点を洗い出したり、目的や目標などを決めなったり、要件定義書にまとめたことを無視します。
この場合、誰が何をどうするか?ということを明確に遂行できません。
そうなれば、サイトが改善されません。
結果、サイトをリニューアルしても良い効果が期待できないというわけです。
こうして、要件定義を無視することが、サイトリニューアルのときに避けたいことです。
SEOを無視する
SEOを無視すれば、検索順位や検索流入に悪影響が及びやすいです。
例えば、SEO対策を疎かにします。
- コンテンツ量(テキストや画像)を減らす
- 内部リンクの更新を疎かにする
- タイトルやスニペットの更新を疎かにする
- robots.txtでクローラーを拒否する
- ソフト404にする
- XMLサイトマップの設置を忘れる
- URLの正規化を忘れる
- スマホ対応を忘れる
そうすれば、ユーザーの利便性やクローラビリティが悪くなります。
結果、Googleから評価されづらくなるので、検索順位が下がったり、検索流入が減るというわけです。
こうして、SEOを無視することが、サイトリニューアルのときに避けたいことです。
サイトリニューアル後に行うこと
サイトリニューアル後に行うことがいくつかあります。
宣伝
サイトリニューアル後は、まず宣伝します。
例えば、SNSやメルマガ、プレスリリースなどを活用して宣伝します。
このときに、リニューアルの目的やリニューアル前後で変わった点、リニューアル後のサイトURLなど添えます。
そうすれば、新しさだけでなく、使いやすさなども考慮してサイトリニューアルしてることが伝わります。
結果、より多くのユーザーの関心を引くことができるとうわけです。
こうして、宣伝することが、サイトリニューアル後に行うことです。
効果測定
サイトリニューアル後は、効果測定します。
例えば、BULLやGRCなどの検索順位チェックツールを導入して、リニューアルしたサイトの各ページごとのSEOキーワードを登録します。
また、Googleアナリティクスやサーチコンソールなどのアクセス解析ツールを導入して、新しいサイトに設定します。
そうすれば、キーワード順位や検索流入(アクセス数)、コンバージョンなどの推移がチェックできます。
この場合、キーワード順位の上下、アクセス数やコンバージョンの増減がわかるので、効果測定できます。
仮に、キーワード順位が下がったり、アクセス数やコンバージョンが減れば、問題点が明確になります。
結果、その問題点を改善しながらサイト運用できるというわけです。
こうして、効果測定することが、サイトリニューアル後に行うことです。
まとめ:サイトリニューアルの要件に沿って、より良いサイトにしよう
サイトリニューアルの要件に沿って、より良いサイトにしましょう。
そのためには、手順やポイントを抑えることが重要です。
一方、手順やポイントを無視してリニューアルしたり、リニューアル後のサイト運用を疎かにすれば、効果が見込めません。
具体的には、リニューアルしたサイトで検索順位が上がらず、アクセス数やコンバージョンが増えません。
こうした悪い状況を回避する為に、ここで触れたサイトリニューアルの要件に沿って、より良いサイトにしましょう。
SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?

SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?
検索順位が上がらない理由は、SEO対策の質が低いからです。
例えば、ユーザーの検索意図を無視したり、関連性の低いコンテンツを増やす、内部リンクの最適化など疎かにします。
この場合、SEO対策の質が下がります。
そうなれば、ページやサイト自体の品質が上がらないので、Googleに評価されづらくなります。
結果、検索順位が上がらないというわけです。
こうした悪い状況を回避する為に、サイトの欠点を調査して上位化に必要な対策をご案内します(無料)。
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