アンカーテキストとは?SEOに有効な書き方など解説!
アンカーテキストとは、HTMLタグのa要素のhref属性(アンカータグ)でマークアップしたリンク付きのテキストのことです。
「リンクテキスト」とも呼ばれます。
このアンカーテキストを適切に設定すれば、SEOの良い効果が期待できます。
一方、不適切なアンカーテキストを書けば、Googleから評価されづらくなります。
具体的には、キーワードを詰め込んだアンカーテキストにすれば、ペナルティを受ける可能性が高まります。
また、リンク先のコンテンツ内容と異なるアンカーテキストにすれば、ユーザや検索エンジンが理解しづらいので低品質な被リンクになります。
そうなれば、検索順位が下がりやすくなるでしょう。
こうした良くない状況を回避するために、アンカーテキストを適切に書いて、相応なリンク先を明示しましょう。
この点踏まえて、今回は、アンカーテキストの定義やSEOに有効な書き方など中心に、初心者にもわかりやすくポイントをまとまて解説したいと思います。
アンカーテキストとは?
アンカーテキストとは、HTMLタグのa要素のhref属性(アンカータグ)でマークアップしたリンク付きのテキストのことです。
「リンクテキスト」とも呼ばれます。
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<a href="/36091/">アンカーテキストとは?SEOに有効な書き方など解説!</a> |
このようにa要素でマークアップすれば、「アンカーテキストとは?SEOに有効な書き方など解説!」という文言にリンクが付きます。
このリンクが付いた状態の文言のことが、アンカーテキストです。
また、href属性には、リンク先となるページURL(アンカーテキストとの整合性を考慮したページURL)を記述しましょう。
アンカーテキストの役割
アンカーテキストの役割は、ユーザーや検索エンジンに対してリンク先の内容を伝えることです。
- ユーザーにリンク先の内容を伝える
- 検索エンジンにリンク先の内容を伝える
ユーザーにリンク先の内容を伝える
アンカーテキストは、ユーザーにリンク先の内容を伝えることができます。
例えば、リンク先となるページのタイトル名や大見出しの文言が、「順位を上げる方法について」だったとします。
この場合、アンカーテキストの文言も「順位を上げる方法について」と記述します。
そうすれば、ユーザーがそのアンカーテキストを見たときに、リンク先のコンテンツ内容を想像することができます。
結果的に、ユーザーの利便性が高まるでしょう。
こうして、ユーザーにリンク先の内容を伝えることが、アンカーテキストの役割の1つとなります。
検索エンジンにリンク先の内容を伝える
アンカーテキストは、検索エンジンにもリンク先の内容を伝えることができます。
例えば、リンク先となるページのタイトル名や大見出しの文言が、「SEO対策の方法について」だったとします。
この場合、アンカーテキストの文言も「SEO対策の方法について」と記述します。
そして、そのアンカーテキストに対してクローラーが巡回すれば、リンク先のコンテンツ内容が理解しやすくなります。
結果的に、クローラビリティを高まるでしょう。
こうして、検索エンジンにリンク先の内容を伝えることが、アンカーテキストの役割の1つとなります。
アンカーテキストの書き方
アンカーテキストを適切に書けば、ユーザーや検索エンジンにリンク先の内容をわかりやすく伝えることができます。
こうした良い状況にするために、アンカーテキストの書き方や作り方を紹介します。
- リンク先の内容に合わせる
- 簡潔にする
- キーワードを入れる
- 画像リンクにはalt属性を記述する
リンク先の内容に合わせる
アンカーテキストとリンク先の内容に合わせるには、まず、リンク先となるページのタイトル名や大見出しの文言を確認します。
例えば、リンク先となるページのタイトル名が「被リンクの効果について」だったとします。
この場合、アンカーテキストの文言も「被リンクの効果について」と記述します。
そうすれば、リンク先の内容とアンカーテキストの文言が一致します。
こうして、リンク先の内容に合わせることが、アンカーテキストを書くためのポイントとなります。
また、ユーザーがアンカーテキストをクリックして、リンク先ページにランディングします。
このときに、ランディングしたファーストビューに、アンカーテキストと同じ文言を表示させましょう。
簡潔にする
アンカーテキストを簡潔にするには、短くすることを考慮します。
例えば、リンク先のページのタイトル名が「内部リンクを最適化するための方法を非常にわかりやすく解説」だったとします。
このタイトル名を要約すると、「内部リンクを最適化する方法」です。
つまり、「内部リンクを最適化する方法」というアンカーテキストにしても、ユーザーや検索エンジンにリンク先の内容が伝わります。
なので、アンカーテキストの文言を「内部リンクを最適化する方法」と記述して短く書きます。
こうして、簡潔にすることが、アンカーテキストを書くためのポイントとなります。
キーワードを入れる
アンカーテキストにキーワードを入れるには、SEOを考慮します。
例えば、リンク先のページのタイトル名が「ワードプレスを設定するためのポイント」だったとします。
この場合、「ワードプレス 設定」というキーワードが重要です。
なので、このキーワードを含めてアンカーテキストを記述します。
そうすれば、そのアンカーテキストに対してクローラが巡回したときに、キーワード「ワードプレス 設定」の情報も認識します。
結果的に、「ワードプレス 設定」での重要性が高まるので、そのキーワード(検索クエリ)でインデックスされやすくなるというわけです。
こうして、キーワードを入れることが、アンカーテキストを書くためのポイントとなります。
画像リンクにはalt属性を記述する
画像リンクにはalt属性を記述します。
このときに、ユーザービリティやクローラビリティを考慮します。
例えば、犬が吠えてる画像があるとします。
この場合、alt属性に「吠えてる犬」と記載します。
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<img src="dog.jpg" alt="吠えてる犬"> |
そうすれば、alt属性の情報がアンカーテキストと同じ効果となります。
具体的には、画像が表示されない環境下で、alt属性の文言をリンクテキストで表示できます。
また、スクリーンリーダーによる音声読み上げに対応できるのでアクセシビリティが向上します。
さらに、クローラーに画像の情報を伝えることができます。
こうして、画像リンクにはalt属性を記述することが、アンカーテキストを書くためのポイントとなります。
ちなみに、画像周りのテキストで画像に関する情報を十分に説明してることがあります。
この場合は、リンクの目的を十分に説明してると判断して、alt属性やtitle属性を空にして問題ないようです。
アンカーテキストを書くときに避けたいこと
アンカーテキストを書いても、品質が低ければ逆効果を招きます。
こうした悪い状況を回避するために、不適切なアンカーテキストを書くことは避けましょう。
- リンク先と異なる内容にする
- 長くしすぎる
- キーワードを詰め込む
- URLを書く
- 分散しすぎる
リンク先と異なる内容にする
アンカーテキストをリンク先と異なる内容にすれば、ユーザーやクローラーが迷います。
例えば、「サーチコンソールの使い方」というアンカーテキストをクリックすると、「コンテンツを改善する方法」のページにジャンプするとします。
この場合、アンカーテキストをクリックしたユーザーは、「サーチコンソールの使い方」の情報が得れると思ってリンク先のページにジャンプします。
ですが、ユーザーは、全く異なる情報が書かれてるページにランディングすることになります。
結果的に、そのユーザーは直帰するでしょう。
また、クローラーの場合、「サーチコンソールの使い方」のアンカーテキストの情報をクロールします。
この場合、クローラーは、リンク先のページに「サーチコンソールの使い方」の情報があるだろうと推測します。
ですが、リンク先の情報をクロールすると「コンテンツを改善する方法」の情報があることを認識します。
そうなれば、アンカーテキストとリンク先の内容が異なります。
結果的に、品質の低いリンクとして認識されて、Googleから評価されずらくなるでしょう。
こうして、リンク先と異なる内容にすることが、アンカーテキストを書くときに避けたいポイントとなります。
長くしすぎる
アンカーテキストを長くしすぎれば、ユーザーやクローラーに伝わりずらいです。
例えば、「SEO対策で検索順位を上げるための方法を7つのポイントに分けて具体的にわかりやすく教えます」という冗長なアンカーテキストを書きます。
この場合、ユーザーがそのアンカーテキストを見たときに、その文言の内容を解釈するのに時間を要します。
最悪は、全く異なった解釈をする可能性もあるでしょう。
そうなれば、リンクをクリックしない可能性が高まります。
結果的に、回遊率が低下して、ユーザー行動に悪影響が及ぶでしょう。
また、クローラーがそのアンカーテキストをクロールしたときに、その文言の内容を解釈するのに時間を要します。
最悪は、全く異なった解釈をする可能性もあるでしょう。
そうなれば、リンク先の内容と異なった解釈をする可能性が高まります。品質の低いリンクとして認識される可能性があります。
結果的に、品質の低いリンクとして認識されて、Googleから評価されずらくなるでしょう。
こうして、長くしすぎることが、アンカーテキストを書くときに避けたいポイントとなります。
キーワードを詰め込む
アンカーテキストにキーワードを詰め込めば、ペナルティを受けやすくなります。
例えば、「【被リンク】被リンクとは?【被リンクを理解しよう】」のようなアンカーテキストを書きます。
この場合、不必要かつ不自然に「被リンク」という語句が含まれてます。
そうなれば、キーワードの詰め込みやキーワードの乱用として、Googleガイドラインに抵触する可能性が高まります。
結果的に、ペナルティを課されて評価されづらくなるでしょう。
こうして、キーワードを詰め込むことが、アンカーテキストを書くときに避けたいポイントとなります。
URLを書く
アンカーテキストにURLを書けば、リンク先の内容がわかりません。
例えば、「https://seolaboratory.jp/91744/」のようなURLのアンカーテキストを書きます。
この場合、アンカーテキストの文言からリンク先のページ内容がわかりません。
そうなれば、ユーザーはリンクのクリックを敬遠する可能性が高まります。
結果的に、回遊率が低下して、ユーザー行動に悪影響が及ぶでしょう。
また、クローラーは、リンク先の情報がわからないので、質の低いリンクとして認識します。
結果的に、Googleに評価されづらくなるでしょう。
こうして、URLを書くことが、アンカーテキストを書くときに避けたいポイントとなります。
分散しすぎる
アンカーテキストを分散しすぎれば、リンク先の内容と異なって解釈される可能性があります。
例えば、リンク先ページのタイトル名が、「内部リンクを最適化する方法」だとします。
この場合、「内部リンクを最適化する方法」というアンカーテキストを設置すれば、リンク先の内容と完全に一致するのでユーザーやクローラーが理解しやすくなります。
さらに、「内部リンクを最適化しよう」「内部リンク最適化するには?」「SEOの内部リンクを改善」などのように類似したアンカーテキストを複数書きます。
つまり、アンカーテキストのパターンをいくつも増やして書きます。
そうなれば、リンク先の内容と異なったアンカーテキストを書く可能性が高まります。
結果的に、ユーザーやクローラーに伝わりずらいアンカーテキストが増えるので、その分ユーザー行動が悪くなったり、評価づらくなるでしょう。
こうして、アンカーテキストを分散しすぎることが、アンカーテキストを書くときに避けたいポイントとなります。
ちなみに、アンカーテキストを分散することが悪いわけではありません。
分散する場合は、リンク先の内容としっかり一致することを最優先に考慮しながら、アンカーテキストを書きましょう。
ユーザー行動をツールで確認して、質の低いアンカーテキストを見つけよう
ユーザー行動が悪い場合、アンカーテキストの質が低いことが原因の一つとして挙げられます。
例えば、「アンカーテキストを書くときに避けたいこと」で先述したように、URLや長すぎるなどのアンカーテキストを書くとします。
そうなれば、リンク先の内容がわかりません。
結果的に、ユーザーがリンクのクリックを敬遠したり、検索エンジンにリンクの質が低いと認識される可能性が高まります。
こうした悪い状況をツールから確認できます。
- Googleアナリティクス
- ヒートマップ
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスで、リンク先ページの直帰率を確認します。
直帰率が高ければ、アンカーテキストを踏んで流入してるユーザーの直帰率もみましょう。
もし、そのユーザーの直帰率が高ければ、アンカーテキストとランディング先のファーストビューの整合性が低い、もしくはサーバーエラーで閲覧できないといった原因が考えらます。
サーバーエラーがなかった場合、アンカーテキストとランディング先のファーストビューの文言を一致させるように改善すれば、ユーザー行動が良くなるでしょう。
ヒートマップ
ヒートマップで、アンカーテキスト部分の赤さを確認します。
黄色/橙色/赤色などの暖色なら、ユーザーによくクリックされてますが、青色や緑色などの寒色ならクリックされてないことがわかります。
この場合、寒色部分のアンカーテキストの文言を変更したり、アンカーテキスト自体の削除、アンカーテキスト周辺の文章を変更するなどします。
そうすれば、ユーザー行動が良くなるでしょう。
また、このようにアンカーテキストの質を上げれば、不要なクロールを減らして、クローラビリティの改善にも繋がります。
まとめ:アンカーテキストを適切に書いて、相応なリンク先を明示しましょう。
アンカーテキストを適切に書いて、相応なリンク先を明示しましょう。
そのためには、リンク先の内容がわかる簡潔なアンカーテキストにします。
そうすれば、ユーザーやクローラーが理解しやすくなるので、ユーザー行動が良くなったり、クローラビリティの向上に繋がります。
結果的に、Googleから評価されやすくなるでしょう。
一方、不適切なアンカーテキストを書けば、ユーザー行動が悪くなったり、クローラビリティの低下に繋がります。
結果的に、Googleから評価されづらくなります。
こうした悪い状況を回避するために、アンカーテキストを適切に書いて、相応なリンク先を明示しましょう。
SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?
SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?
検索順位が上がらない理由は、SEO対策の質が低いからです。
例えば、ユーザーの検索意図を無視したり、関連性の低いコンテンツを増やす、内部リンクの最適化など疎かにします。
この場合、SEO対策の質が下がります。
そうなれば、ページやサイト自体の品質が上がらないので、Googleに評価されづらくなります。
結果、検索順位が上がらないというわけです。
こうした悪い状況を回避する為に、サイトの欠点を調査して上位化に必要な対策をご案内します(無料)。
検索順位を上げたり、検索流入を増やすにはSEOが重要!