【Googleアップデート】2020年9月のアップデート
2020年9月のGoogleアップデートは、主に2回ありました。
もう少し言うと、2020年9月は、namazで通常よりも大きな順位変動を2回観測しました。
1回目は、2020年9月16日付近、2回目は、9月24日付近となります。
これらのGoogleアップデートについて中心に、初心者にもわかりやすくポイントをまとめて解説したいと思います。

インデックスシステムの問題
2020年9月のGoogleアップデートは、主にインデックスシステムの問題が絡んでます。
この問題について、Google公式にTwitterでつぶやいてます。
The mobile-indexing issue impacted roughly about 0.2% of our index, beginning in early September but really spiking from around the middle of this week through late yesterday. We’ve since restored about 1/4 of those URLs & keep reprocessing more.
— Google SearchLiaison (@searchliaison) October 3, 2020
翻訳: モバイルインデックスの問題は、9月上旬に始まり、インデックスの約0.2%に影響を与えましたが、今週の半ば頃から昨日遅くまで急上昇しました。それ以来、これらのURLの約1/4を復元し、さらに再処理を続けています。
The issue with canonicals impacted roughly about 0.02% of our index, beginning around Sept. 20 until late yesterday around 4:30pm PT. We’ve since restored about 10% of those URLs and keep reprocessing more.
— Google SearchLiaison (@searchliaison) October 3, 2020
翻訳: カノニカルの問題は、9月20日頃から昨日の午後4時30分頃まで、インデックスの約0.02%に影響を与えました。それ以来、これらのURLの約10%を復元し、さらに再処理を続けています。
このように、2020年9月16日のアップデートは、モバイルインデックスの問題が絡んでます。
また、9月24日のアップデートは、モバイルインデックスの問題に加えて、正規化の問題が絡んでます。
2020年9月16日からのGoogleアップデート(1回目)
2020年9月16日に、namazで通常よりも比較的大きな変動があったので、Googleアップデートの可能性がありました。
そして、先述したように、このアップデートは、インデックスシステムの問題(バグ)が絡んでるものでした。
このアップデートによる、ツールの順位変動状況やキーワードジャンル別の順位変動幅状況、検索への影響についてまとめてます。
ツールの順位変動状況
海外含めたツールの一部でも、2020年9月16日付近に通常より大きな順位変動が確認できます。

※出典:MozCast

※出典:SERPmetrics

※出典:SEMrush
キーワードジャンル別の順位変動幅状況
今回のアップデートによって、「日用品・家財」を筆頭に通常時よりも順位変動幅が大きくなってます。
また、「健康と医学」「財務、金融、法律」のYMYL系も大きく変動してます。
こうした状況から、通常よりも全体的に順位変動幅が増大してる状況です。
今回のアップデート前後の平均順位変動幅(ジャンル別)
ジャンル | アプデ前 9/12~14 | アプデ後 9/15~17 | 差異 |
---|---|---|---|
企業間取引(BtoB) | 7.7位 | 10.1位 | +2.4 |
健康と医学 | 11.3位 | 13.9位 | +2.7 |
就職、転職 | 25.2位 | 27.0位 | +1.8 |
旅行、観光 | 7.7位 | 10.0位 | +2.3 |
美容、ファッション | 14.9位 | 17.2位 | +2.3 |
IT総合 | 12.6位 | 14.9位 | +2.3 |
食品・グルメ | 9.8位 | 11.3位 | +1.5 |
住宅、引越し | 18.5位 | 20.3位 | +1.8 |
暮らし・結婚・恋愛 | 15.0位 | 16.9位 | +1.9 |
日用品・家財 | 10.4位 | 13.5位 | +3.1 |
財務、金融、法律 | 5.8位 | 7.9位 | +2.1 |
全体 | 12.5位 | 14.5位 | +2.0 |
上位表示させるための基本的対策をご紹介しています。
検索への影響
2020年9月16日付近のGoogleアップデートによって、日本や海外の検索に少なからず影響が及んでます。
国内サイト
2020年9月16日からのGoogleアップデートにより、一部キーワードの検索順位に影響が出ています。
キーワードボリューム:10~100 キーワードジャンル:BtoC キーワード語数「単ワード」 1位から83位に下落!
過去1年間3位以内にランクインしていたキーワードが、9月15日に83位まで順位が下落。現在も低順位で推移中。

キーワードボリューム:1000~1万 キーワードジャンル:BtoC キーワード語数「単ワード」 5位から1位に順位UP。
5位だったキーワードが、今回の変動中に一時的に1位まで上昇後、6位まで下落。

キーワードボリューム:1000~1万 キーワードジャンル:BtoC キーワード語数「単ワード」 58位から39位に順位UP。
数年間、運用していないテスト用のサイトです。長期間サイトを触っていなくても、今回の変動の影響を受けてキーワード順位が10位程度上昇しました。

海外サイト
また、2020年9月16日からのGoogleアップデートによる検索への影響が、海外サイトでも複数報告されてます。
本日(2020年9月17日)付近のGアプデによる検索への影響が複数報告されてる
— SEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) September 17, 2020
・一部のクエリで強調スニペットが表示されない
・KWの前向きな動き。新しいものが飛び出し、古いものが飛び出してる
・かなりの数のサイトで動きが見られる#Googleアップデート #Google変動 #SEOhttps://t.co/M7oHp9O1xF
2020年9月24日からのGoogleアップデート(2回目)
2020年9月24日に、namazで通常よりも比較的大きな変動があったので、Googleアップデートの可能性がありました。
そして、先述したように、このアップデートは、インデックスシステムの問題(バグ)が絡んでるものでした。
このアップデートによる、ツールの順位変動状況や、検索への影響についてまとめてます。
ツールの順位変動状況
海外含めたツールの一部でも、2020年9月24日付近に通常より大きな順位変動が確認できます。

※出典:MozCast

※出典:SERPmetrics

※出典:SEMrush
検索への影響
2020年9月24日付近のGoogleアップデートによって、当ブログ「SEOラボ」や海外の検索に少なからず影響が及んでます。
当ブログ「SEOラボ」
当ブログ「SEOラボ」のインデックス状況や検索順位、検索トラフィックへの影響について紹介します。
インデックス状況
当ブログ「SEOラボ」の管理するページがインデックス削除されました。
2020/9/24からのアプデで、SEOラボの1Pがインデックス削除
— SEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) September 25, 2020
その1PをSCのURL検査ツールで再インデックスして復活(2位→57位→2位)
これはKW順位の急下落で判明
つまり、今回のアプデで他サイトも同様にインデックス削除されてる可能性があるということ#Googleアップデート #Google変動 #SEO pic.twitter.com/zkCFHSGzuD
検索順位と検索トラフィック
当ブログ「SEOラボ」のキーワード順位をサーチコンソールの検索パフォーマンス「掲載順位」から見てみると、アップデート前(2020年9月13日)は「9.5位」に対して、1回目のアップデート後(2020年9月16日)は「9.5位」、2回目のアップデート後(2020年9月24日)は「9.6位」です。 つまり、9月に2回実施されたアップデート前後で、掲載順位にほぼ変化がありません。

掲載順位にほぼ変化がないことも相まって、検索でのクリック数がアップデート前後で、検索でのクリック数にほぼ変化がありません。

このように、検索でのクリック数にほぼ変化がないので、SEOラボは今回のアップデートで、悪影響を受けてないと言えます。
海外サイト
また、2020年9月24日からのGoogleアップデートによる検索への影響が、海外サイトでも複数報告されてます。
本日(2020/9/24)付近のGアプデによる検索への影響が複数報告されてる
— SEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) September 24, 2020
・米国トラフィックが前の4つの水曜日と比べて30%減少
・英国除いた全トラフィックは前の4週間と比べて102%増加
・SEPRが一部クエリで部分的に異なって見える#Googleアップデート #Google変動 #SEOhttps://t.co/N8NuqIEgbZ
Googleアップデートで悪影響を受けないサイト作りのポイント
先述したように、SEOラボは、検索でのクリック数にほぼ変化がないので、今回のアップデートで悪影響を受けた可能性が低いです。
このようにアップデートによる悪影響を回避するために、SEOラボでは、いくつかSEO対策を行いました。
対策内容については、無料のSEOレポート(Googleアップデートで悪影響を受けないサイト作りのポイント【2020年9月版】)にまとめました。

レポートは、メールアドレスを登録することで無料で閲覧いただけます。
その他、90本以上複数公開してるSEOレポートが同時にご覧いただけますので、この機会にご覧ください。
⇒ Googleアップデートで悪影響を受けないサイト作りのポイント【2020年9月版】
まとめ
2020年9月に確認した大きな変動は、Googleのバグが絡んでる可能性があります。
8月にも同様にGoogleのバグ(公式アナウンスあり)によって、大きな順位変動が発生しました。
大変動が発生した際は、すぐにでも対策を強化したくなります。
しかし、数日後に順位が元に戻ることも考えられます。
- 大変動後の数日間は静止して、変動に関する情報を収集する
- サイトの全体での影響を把握する(順位がついているページ、キーワード、タイトルを一覧にすると便利)
これらを考慮して、大変動後のSEO対策を検討しましょう。
SEO対策で重要なのが、まず、検索意図を考慮した良質なコンテンツを作成することです。
こうした良質なコンテンツが増えれば、Googleに評価されやすくなります。
一方、低品質なコンテンツを作成すれば、その分、Googleに評価されません。
もう少し言うと、良質なコンテンツを作成しているが順位が上がらなかったり、Googleアップデートで悪影響を受けた方は、SEO対策が間違ってる可能性があります。
こうした状況を回避するために、弊社でサイトの欠点を調査し、改善につながる対応策をご案内します(無料)。
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