2018年のSEO対策の展望を考えてみる
振り返ってみると、ユーザー体験やサイト設計、モバイルファーストインデックス、AMPなどフレーズを耳にすることが多かった2017年のSEOでした。
2018年のSEO対策は、どの点を注力してサイトを最適化していけばよいか、展望や見解中心について解説したいと思います。

2017年のSEOは、ユーザー体験が重視された
今年もっとも印象に残るフレーズは、「ユーザー体験」と言えるでしょう。
2017年5月の中旬に起きたGoogle大変動を機に、検索アルゴリズムの大幅な調整が実施され、検索順位に大きな変化をもたらしました。
評価されたサイト、そうでないサイトが明確に分かれ、良質なサイトが上位に生き残った2017年と言えます。
上位に生き残ったサイトの特徴として、「ユーザー体験」が優れてるものが多くみられます。
ユーザー体験って何?
UX=ユーザーエクスペリエンスのことを「ユーザー体験」と呼びます。
つまり、利便性の高いサイトは、ユーザー体験が優れてるということになります。
検索ユーザーにとってのユーザー体験を意識することが、上位表示のポイントです。
- 使いやすさ
- 見やすさ
- わかりやすさ
これらを改善することで、利便性が高まり、検索上位化しやすくなるというわけです。
2018年もユーザー体験がSEOで重視される
利便性の高いサイトは、ユーザー満足度の高いサイトです。
このようなサイトをGoogleは評価し、検索上位に引き上げます。
上位表示に重要なSEO要素は、以前にGoogleが公式発表してます。
- リンク
- コンテンツ
- ランクブレイン
ユーザー体験は、ランクブレインととても関わりが深いです。
ランクブレインは、「検索クエリとの関連性」を重視した要素です。
検索クエリと関連性の高い「タイトルとコンテンツ」を含んだ良質なページは、検索ユーザーの満足度が上がり、ユーザー体験が向上します。
ページごとにキーワードを設定し、ユーザー体験が高まるようなページを増やしてくことで、サイトの価値も上がり、順位も上がりやすくなります。
このようにユーザー体験を重視したSEOを、2018年も基本軸として進める必要があるでしょう。
今後気になる「サイト設計」について
サイト設計という言葉を耳にすることが増えてます。
サイト設計とは、簡単に言うと、ターゲットユーザーを集客するためのサイトマップを設計することです。
サイト設計のコツ
- メインキーワード選定
- ミドルワード選定
- ロングテールワード選定
- わかりやすいディレクトリ名を決める
ターゲットにしたいメインキーワードを決めて、それに関連、付随するミドルワードやロングテールワードをディレクトリ階層にわかりやすく落とし込んでくことがポイントです。
そうすることで、専門性の高いサイトを構築しやすくなります。
また、わかりやすいファイル名にして、検索エンジンやユーザーに認識されやすいサイト構造にすることが重要です。
サイト設計は、キーワードプランナーなどのツールを活用して、検索ボリュームのある(実際に検索されてる)ワードを中心に構成することがポイントです。
サイト設計例:

このように、メインキーワードをもとに関連するワードを拾ってサイト設計することで、専門性の高いサイトを構築することができます。
今までは、専門性が低くても上位化してるケースがありました。
しかし、2017年を機に、ちゃんとサイト設計し専門性の高いサイトの評価が上がりやすくなってます。
つまり、雑多ワードでページを増やすのでなく、しっかりサイト設計し、メインキーワードと関連性のあるページを増やすことが2018年のSEO対策で重視していきたいところです。
モバイル対応にアンテナを張っておこう
モバイルファーストインデックスが実施されてる検索クエリもあります。
なので、モバイルサイトのユーザー体験を高めることも重要です。
そして、AMPは数年前からずっと話題に上り続けてます。
検索ランキングシグナルではありませんが、ユーザー体験を高める要素の一つと言えます。
モバイル対応をおろそかにせず、PC向けサイトと同様のコンテンツを提供しながら、利便性の高いモバイル向けページを提供することを心がけましょう。
基本的なSEO対策は変わらず施す
2018年も変わらず以下のような基本的なSEO対策は施しておきましょう。
基本的なSEO対策
- URLの正規化
- サイトマップの設置
- 内部対策
- コンテンツのリライト
- 被リンク対策(ソーシャルの活用)
- 内部リンクの最適化
これらは近年変わらず重要なSEO対策となってるので、怠らず積極的に実施しておきましょう。
検索クエリごとの調整が厳しくなる可能性
2017年12月に、「医療/健康」ジャンルでGoogleアルゴリズムアップデートがありました。
このように、2018年以降も、検索クエリごとのアルゴリズム調整が厳しくなる可能性が考えられます。
重要なのは、アップデートの内容を把握することと、実際にどんな競合サイトが上位化してるか確認することです。
これらを踏まえて、SEO対策の進め方を検討していく必要があるでしょう。
まとめ
2018年に向けたSEO対策として、以下4つを押さえておきましょう。
- 基本的なSEO対策
- ユーザー体験最適化
- サイト設計
- モバイル対応
これらを軸にGoogleに評価されやすいサイトを構築し、SEO対策を進めながら上位化を目指しましょう。
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