オウンドメディアのSEO対策をするためのポイントについて
オウンドメディアとは、主に、企業(自社)で独自に所有して運営してるWebメディア(コーポレートサイトやブログ、ツールなど)のことです。
とくに、ブログは、SEO対策で企業成長させるために欠かせないオウンドメディアとなります。このオウンドメディアのSEO対策をするためには、ユーザーの検索意図を考慮します。
例えば、上位表示させたいキーワード(SEOキーワード)で検索して表示される、競合上位サイトの傾向を採用して、その傾向を自分のコンテンツ(ブログ記事)に落とし込みます。
そうすることで、ユーザーの検索意図に沿ったGoogleに評価されやすいコンテンツが出来上がります。
ですが、こうしたコンテンツを作ってサイト運用するだけでは、Googleに最大限評価されません。
Googleに最大限評価されるためには、サイト構築の段階からクローラビリティ、ユーザビリティを考慮するようにします。
こうして、より信頼できるサイトを構築して運用しながら、オウンドメディアのSEO対策を進めることが、上位表示を目指すためのポイントとなります。
この点踏まえて、今回は、オウンドメディアのSEO対策をするためのポイントについて中心に、初心者にもわかるようにポイントをまとめて解説したいと思います。

オウンドメディアとは?

オウンドメディアとは、主に、企業(自社)で独自に所有して運営してるWebメディア(コーポレートサイトやブログ、ツールなど)のことです。
とくに、ブログは、SEO対策で企業成長させるために欠かせないオウンドメディアとなります。もう少し言うと、ブログを活用した効果的なSEO対策を行うことで、検索流入(Webサイトのアクセス数)の増加が期待できます。
結果的に、問合せや申込といったコンバージョン増加につながって、企業成長まで見込めるので、オウンドメディアのブログが欠かせないというわけです。
ちなみに、このオウンドメディアは、Wikipediaで以下のように定義されてます。
オウンドメディア(英: owned media )とは、自社発行の広報誌やパンフレット、インターネットの自社ウェブサイト・ブログなど、企業や組織自らが所有し、消費者に向けて発信する媒体を指す。「ペイドメディア(Paid Media)」「アーンドメディア(Earned Media)」と合わせて、企業マーケティングの核となる3つのメディアとして認識される媒体といえる。
※引用元:オウンドメディア – Wikipedia
このことから、本来のオウンドメディアは、広報誌やパンフレットといった紙媒体までを含めた意味であることがわかります。
なので、主にオンラインマーケティングで言及されれてるオウンドメディアは、紙媒体を除いたWebメディア(コーポレートサイトやブログ、ツールなど)を指すことが多いということになります。
オウンドメディアのSEO対策をするためのポイントについて

オウンドメディアのSEO対策をするためには、サイト構築の段階から最適化することを考慮します。
もう少し言うと、Googleクローラーが理解しやすいサイト構造にして、ユーザーファーストを考慮したコンテンツを増やしながら、サイト運用します。
こうして、より信頼できるサイトを提供して、Googleに評価されやすくしながらオウンドメディアのSEO対策を進めることが、上位表示を目指すためのポイントとなります。
- サイト構築するときのSEO対策のポイント
- サイト運用するときのSEO対策のポイント
サイト構築するときのSEO対策のポイント

サイト構築するときのSEO対策のポイントは、クローラビリティに配慮することです。
例えば、簡潔なURL名となるようにURLを構造化したり、XMLサイトマップの設置、適切なHTMLタグでマークアップ、リンク階層を浅くするなどして、クローラーが認識しやすいサイト構造にします。
また、URLを正規化して重複コンテンツを回避し、重要なコンテンツのみをクローラーに認識させるようにサイトを構築します。
こうして、クローラーがサイト内のコンテンツを見つけたり、見つけたコンテンツ内容をより理解しやすいようにサイト構築することが、オウンドメディアのSEO対策をするためのポイントとなります。
ちなみに、ユーザビリティを考慮したサイト構築も必要となります。
- 簡潔なURL名にする
- リンク階層を浅くする
- URLを正規化する
- HTTPS化する
- スマホ対応する
- XMLサイトマップを設置する
- 不要なリソースを省く
- 適切なHTMLタグでマークアップする
簡潔なURL名にする

簡潔なURL名にするには、コンテンツのテーマを考慮します。
例えば、コンテンツのテーマが「オウンドメディアのSEO対策をするためのポイントについて」のWebページであれば、/owned-media-seo/ というURL名にします。
そうすることで、コンテンツ内容がわかりやすいURL名となります。
また、/owned-media-seo-point/ という「point」を付加したURL名でもいいですが、少し長いかもしれません。
こうした場合は、重要な文字列を残したうえで、少し省略した短めのURL名にします。
こうして、簡潔なURL名となるようにURLを構造化してサイト構築することが、オウンドメディアのSEO対策を進めるためのポイントとなります。
また、こうしたURL名を付ければ、ユーザーのレスポンスも高まって、より参照されやすくなるでしょう。
リンク階層を浅くする

リンク階層を浅くするには、3クリック以内でコンテンツにアクセスできるようにします。
もう少し言うと、どのページからランディングしても、サイト内のすべてのWebページへ3クリック以内で到達できるようにします。
例えば、ブログサイトの詳細ページ(最下層ページ)にランディングして、パンくずリストから「TOPページ」のリンクをクリックします。
この場合、1クリック目でTOPページのコンテンツにアクセスできます。
さらに、そのTOPページでフッターにある「運営情報について」のリンクをクリックすれば、2クリック目で運営情報についてのページにアクセスできます。
この理論で、流入ページから3クリック以内でサイト内の全ページにアクセスできるようにします。
こうして、リンク階層を浅くして、クローラーがより巡回しやすいサイトを構築することが、オウンドメディアのSEO対策を進めるためのポイントとなります。
また、パンくずリストのような内部リンクを適切に増やせば、リンク階層が浅くなりやすいので、クローラビリティの向上が見込めます。
上位表示させるための基本的対策をご紹介しています。
URLを正規化する

URLを正規化するには、301リダイレクトを利用します。
例えば、wwwありなしの両方のサイトURLにアクセスできるとします。
https://www.seolaboratory.jp
https://seolaboratory.jp
こうした場合に、https://seolaboratory.jp のURLに統一して正規化するために301リダイレクトを設定します。
そうすれば、重複コンテンツを回避して重要なページが正当に評価されやすくなります。
こうして、クロールして評価してもらうページURLを限定するようにサイトを構築することが、オウンドメディアのSEO対策を進めるためのポイントとなります。
また、「canonicalタグの設定」や「サーチコンソールで正規ドメインを指定する」ことも、URLを正規化するために必要となります。
HTTPS化する

HTTPS化(SSL化)するには、まずSSL証明書を取得します。
そして、取得したSSL証明書をサーバーにインストールして、必要な設定作業を行います。(契約してるレンタルサーバーでSSL証明書を発行すると設定が簡単)
最後に、絶対パスで記載してる読み込みファイルのURLや内部リンクURLなどをhttp → https に書き換えて、301リダイレクト設定でhttp → httpsに転送します。
こうして、サイトへの接続を保護してユーザーがより安全に利用できるサイトを構築することが、オウンドメディアのSEO対策を進めるためのポイントとなります。
スマホ対応する

スマホ対応するには、レスポンシブデザインが最善策です。
例えば、まず、既存のPC向けページのHTMLにviewportタグを設定します。
そして、CSSのメディアクエリ(@media)を活用して、スマホ画面の横幅に合わせたスタイルコードを記述します。
そうすることで、1つのHTMLファイルでPCとスマホ、それぞれの画面に最適化したWebページが表示できます。
こうして、モバイルフレンドリーにして、ユーザーがより快適にモバイルサイトを利用できるようにしながらサイト構築することが、オウンドメディアのSEO対策を進めるためのポイントとなります。
もし、すでにスマホサイトを別URLで運用してる場合は、出来ればレスポンシブデザインを導入して、効率よくサイト運用することをお勧めします。
ちなみに、モバイルファーストインデックスの導入によって、Googleはモバイルサイトを基準に評価して、検索順位を決定します。
なので、PCサイトだけでなく、スマホやタブレットから閲覧するモバイルサイトを最適化しながら、SEO対策を進めることが基本的に重要となります。
XMLサイトマップを設置する

XMLサイトマップを設置するには、まず、sitemap.xml ファイルを作成します。
例えば、「sitemap.xml Editor」の無料ツールを活用して、sitemap.xmlファイルを作成します。
作成したsitemap.xmlをサーバーにアップロードして、URLからアクセスできるようにします。
XMLサイトマップのURL例:
https://seolaboratory.jp/sitemap.xml
このURLを、サーチコンソールのサイトマップ機能にある「新しいサイトマップの追加」から送信すれば、XMLサイトマップの設置が完了です。
こうして、クロールを促進して、より検索エンジンに認識されやすいサイトを構築することが、オウンドメディアのSEO対策を進めるためのポイントとなります。
ちなみに、WordPressを使ったサイトであれば、「Google XML Sitemaps」のプラグインを導入するだけで、sitemap.xmlファイルの作成からアクセスできるURLの生成まで一貫して対応できます。
不要なリソースを省く

不要なリソースを省くには、ファイルサイズを考慮します。
例えば、画像ファイルを圧縮したり、HTMLソースコードの記述をシンプルにします。
また、最低限必要のCSSやjavascriptファイルだけを読み込むようにします。
そうすることで、不要なリソースを省いて、ファイルサイズの軽減につながるので、サイトの読み込み速度も向上しやすくなります。
こうして、できるだけユーザーが見たいコンテンツを瞬時に提供できるようなサイトを構築することが、オウンドメディアのSEO対策を進めるためのポイントとなります。
一方、サイトの読み込み速度が遅ければ、検索順位に悪影響が及ぶ可能性があります。
なので、不要なリソースを削除するだけでなく、ブラウザのキャッシュを活用、PHPバージョンのバージョンを改善、AMP対応なども視野に入れながら、適宜SEO対策を行いましょう。
適切なHTMLタグでマークアップする

適切なHTMLタグでマークアップするには、W3Cが定義するHTMLの規格を考慮します。
例えば、見出しなら「hタグ」、リスト形式の項目なら「ul/ol/liタグ」、段落を使った文章なら「pタグ」でマークアップします。
そうすることで、正式なHTML文法に基づいた理解しやすいHTMLソースコードが提供できます。
こうして、クローラーが認識しやすいHTMLソースコードを記述してサイトを構築することが、オウンドメディアのSEO対策を進めるためのポイントとなります。
ちなみに、W3Cが定義するHTML文法やHTML要素に準拠してるか?をチェックするには、「The W3C Markup Validation Service」のツールを活用しましょう。
サイト運用するときのSEO対策のポイント

サイト運用するときのSEO対策のポイントは、良質なコンテンツを提供することです。
例えば、ユーザーの検索意図を考慮して検索クエリと関連性の高いコンテンツを作成します。
そうしたうえで、信憑性、専門性、網羅性、オリジナリティ、ユーザビリティ、クローラビリティを加味して、質の高いコンテンツを提供します。
こうして、より信頼できるコンテンツに仕上げて、Googleに評価されやすくしながらサイト運用することが、オウンドメディアのSEO対策を進めるためのポイントとなります。
また、こうしたコンテンツを宣伝して、被リンク獲得を促しながら権威性を高めるようにサイト運用することもSEO対策において重要です。
- 良質なコンテンツを追加する
- SNSでコンテンツを宣伝する
- 低品質なコンテンツをリライトする
良質なコンテンツを追加する

良質なコンテンツを追加するには、まず、ユーザーの検索意図を考慮したコンテンツを作成します。
例えば、選定した1つのキーワードで検索して表示される競合上位サイトの傾向を採用し、その傾向を自分のコンテンツに落とし込みます。
そうすることで、ユーザーの求める情報が盛り込まれた検索クエリと関連性の高いコンテンツ(ユーザーの検索意図を考慮したコンテンツ)が出来上がります。
また、このときに、選定したSEOキーワードを必ずタイトル名に含めるようにしましょう。
そうしたコンテンツを作成したうえで、信憑性、専門性、網羅性、オリジナリティ、ユーザビリティ、クローラビリティ、権威性を加味した良質なコンテンツを追加します。
こうして、より信頼できるコンテンツを増やしながらサイト運用することが、オウンドメディアのSEO対策を進めるためのポイントとなります。
SNSでコンテンツを宣伝する

SNSでコンテンツを宣伝するには、主にTwitterやFacebookを活用します。
例えば、Twitterで自分のアカウントを作って、そのアカウント上で自分の作成したコンテンツについてつぶやきます。
とくにフォロワーが少ないうちは、拡散しづらいので、つぶやくときにコンテンツに関連するハッシュタグもつけましょう。
また、有料ですが、広告を出稿してフォロワーを集めるのも1つの方法です。
そうすることで、つぶやきに対して関心の高いユーザーが集まって、自分の作成したコンテンツがシェアされやすくなります。
そうなれば、被リンクやサイテーションの獲得が促進されて、人気度やブランディングの向上につながるので、サイトの権威性が高まります。
こうして、できるだけコンテンツを外部に多く露出して、最終的に権威性が高まるようにサイト構築することが、オウンドメディアのSEO対策を進めるためのポイントとなります。
ちなみに、低品質なコンテンツを宣伝しても、ユーザーに共有されないのでSEO効果も見込めません。
なので、あくまでも、良質なコンテンツを宣伝することが、SEO対策において重要となります。
低品質なコンテンツをリライトする

低品質なコンテンツをリライトするには、検索順位を考慮します。
例えば、まず、ページごとに設定してるSEOキーワード(ターゲットキーワード)の順位推移をそれぞれ確認して、上位化してないキーワードをピックアップします。
そして、上位化してないキーワードに該当するページのコンテンツをリライトするといった具合です。
こうして、低品質なコンテンツを改善して良質なページの割合が多くなるようにサイト運用することが、オウンドメディアのSEO対策を進めるためのポイントとなります。
また、キーワードの順位推移を追うために、「BULL」や「GRC」などの検索順位チェックツールを活用すると便利です。
ちなみに、ページごとにキーワードの順位推移を計測してない場合は、ページビューから判断する方法もあります。
例えば、Googleアナリティクスで月間ページビューが30以下でサイトやカテゴリのテーマから乖離してるページは、削除やnoindex対象にします。
月間ページビューが30以下でも関連性があったり、しっかり作り込んでいたり、上位化していれば、そうしたページは残しておきましょう。
まとめ
オウンドメディアのSEO対策を行って、検索パフォーマンスを高めましょう。
そうすれば、ターゲットユーザーの流入(集客)も促せるので、申し込みや問い合わせといったコンバージョンの増加につながり、コンテンツマーケティングの成功率(成果)を高めます。
そのためには、まず、クローラーが認識しやすいサイトを構築し、かつ良質なコンテンツを増やしながら、サイト運用します。
こうして、より信頼できるサイトに仕上げて、Googleに評価されやすくしながらSEO対策を進めることが、上位表示を目指すためのポイントとなります。
検索順位が上がらない…と思っていませんか?

検索順位が上がらない…と思っていませんか?
思い通りの検索ワードで上位表示させるには、基本となる外部・内部の対策はもちろん、昨今の大きな変動・競合の強さも大きく影響するため、どういったキーワードで対策するのか?という点も重要となります。
ここを正しく理解しておかなければ上位表示させることは難しく、サイトを効果的に運用し、資産化することができません。
そこで、こちらでは上位表示に必要なSEOが正しく施されているかどうかを無料で調査し、問題点や改善点などのアドバイスを致します。